事故トリ少女が紡ぎゆく糸【暗殺教室】 (ページ23)

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152　拒絶反応は壮絶でページ23

｢先生が日々成長せずして…どうして生徒に教える事ができるでしょうか｣

声がはっきりと響いてく。

｢さて。やっかいな布の檻を始末しますか｣

…そうだった!

ｷﾞｭｳｳｳｳｳｳｳ

先生が解説する間急ぐ。

((構えて!!))

戸惑いながらも皆が聞いてくれたのを確かめ、

｢な…なんだ…このパワーは｣

光に目が眩む中、

｢憶えておきなさいイトナ君。先生にとって暗殺は教育｣

あの言葉を聞いた。

｢暗殺教室の先生は…｣

そして、

ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞ

｢教える度に強くなる｣

"それ"は＿＿＿＿＿

ﾋｨｨｨｨｨｨｨｨﾝ

ｽﾞｷﾞｭﾝ

＿＿＿＿＿＿＿放たれた。

眩しい光。

凄まじい爆風。

ｶﾞｯｼｬｧｧｧｧﾝ

飛び散るガラス。

そんな中やっとの思いで目を開けると、

見えた。

音が止まった。

儚く散った、

"彼"が。

イトナが。

＿＿＿＿＿＿ﾌﾜｯ

一気に音が耳に戻る。

｢そういう事ですシロさん。この手の奇襲はもう私には通じませんよ｣

茫然とした様子の"彼"。

言葉を聞く暇なんて無い。

…まずい。

｢い…痛い｣

っ…!

｢頭が痛い。脳みそが裂ける…!!｣

｢｢!?｣｣

目の前が紅く染まる。

｢度重なる敗北のショックで触手が精神を蝕み始めたか｣

ちらついた。

"脳みその中で刺だらけの虫がずっと暴れ回ってるような感覚"

未来で言ってたあの言葉が。

｢これだけの私の術策を活かせないようではね｣

イカれ野郎が。

襲い掛かろうかと思った。

けど出来なかった。

｢これだけ結果が出せなければ組織も金を出さなくなるよ｣

動けなかった。

足がすくんで。

｢どこかで見切りをつけないとね｣

解らなかった。

声が遠く聞こえる。

｢さよならだイトナ。あとは1人でやりなさい｣

自分で拾っておいて。

｢教育者ごっこしてんじゃないよモンスター｣

元凶のくせしといて。

｢何でもかんでも壊す事しか出来ないくせに｣

壊させる原因作って。

｢私は許さない。おまえの存在そのものを｣

…その言葉、そっくり返す。

麻痺した身体で、それだけが言っていた。

｢それよりいいのかい?大事な生徒を放っといて｣

良い訳ない。

けど＿＿＿＿＿｢危ないッ!!｣

今の私には＿＿＿＿＿

｢ｶﾞﾊｰｯ、ﾊｰｯ、ﾊｰｯ｣

獣のような"彼"を＿＿＿

｢がぁああｯ｣

＿＿＿＿＿止められる訳、

なかった。