事故トリ少女が紡ぎゆく糸【暗殺教室】 (ページ19)

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148　神経ショート数秒前ページ19

『本題は明日、本題は明日…』

ちょっと、いやかなり怪しげなワードと共に通学路の山道を歩く。

神経がピキンピキンに張り詰める。

万が一を考えて持ってきてはないけど、

10巻の予定によると新聞を持ってたのは＿＿＿＿＿

ﾀｯﾀｯﾀｯ

｢おはよ、Aちゃん｣

『どしたの莉桜ちゃん』

＿＿＿＿＿＿出席番号17番、〈ギャル英語〉。

｢…ちょっと聞きたい事あってさ｣

『何で私に?』

｢Aちゃんだから聞くんだって｣

『え?』

ｶﾞｻｺﾞｿ

…出されたのはあの新聞紙。

｢この犯人殺せんせーっぽくない?｣

〈椚ヶ丘市内に下着ドロ多発〉

『…やっぱりか』

｢広報関係詳しいっしょ。やっぱりか、って事は同じ考え?｣

そういう意味じゃないんだけどな。

『…まずは当人に聞くのが先だね』

｢私もそうするつもり。まずはクラスに発信でしょ｣

『…うん』

…白野郎。

あんたの計画は、ゆっくりと回り出したよ。

＿＿＿＿＿＿

訓練を終えた後、それは山火事の如く広がった。

中には知ってた人も既にいて。

…あ。

｢汚物を見る目!?｣

ついに、来たか…。

｢正直がっかりだよ｣
｢こんな事してたなんて｣

してる訳無い。

｢先生全く身に覚えがありません!｣

そりゃそうだ。

｢先生どこで何してた?｣

今から言う事は本当です。

｢何って…高度1万mから3万mの間を上がったり下がったりしながらシャカシャカポテトを振ってましたが｣

｢｢｢｢｢誰が証明できんだよそれをよ!!｣｣｣｣｣

でも何て残念なアリバイだろう!

｢待てよ皆!!決めつけてかかるなんてひどいだろ!!｣

磯貝君貴方は正しい!

けど普段が普段だから、

｢…先生。正直に言って下さい｣
｢い、磯貝君まで!!｣

見放された。解っちゃいたけど。

惨劇はまだまだ続く。

｢見なさい!!机の中身全部出し…て…｣

…あの野郎。

｢ちょっと!!みんな見てクラスの出席簿!!｣

自分の立場を良いことに、

｢私だけ永遠の0って何よコレ!!｣

女のプライバシーを汚し(…あ、私Aだ)、

｢しかも最後のページ…｣

クソな工作しやがって。

｢ホラ見てこの串!!美味しそ～で……しょ…｣

失望したように見えてると思うけど、

｢…やべぇぞこいつ…｣

｢…信じらんない｣

心の中はもうグチャグチャだ。

＿＿＿＿今私が言えるのはただ一つ。

今夜待ってろ。

"彼"を苦しませる前に、

私がたっぷり会いに行ってあげっから。