事故トリ少女が紡ぎゆく糸【暗殺教室】 (ページ12)

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141　やっちゃおう、純粋にページ12

ｺﾞﾘｺﾞﾘｺﾞﾘｺﾞﾘｺﾞﾘｺﾞﾘ

まだ残暑が厳しい夜の中、

『うっ…と』

家ですり鉢を使い、対先生弾を粉末にしていた。

何となくテレビをつけながら。

はてさてコレで何をしよっかなと考えていると、

《国が生産調整に失敗して国内の鶏が＿＿＿》

『!?』

突如飛び込んできたニュース。

目を丸くしテレビ画面にかじりつく。

《運送費の方が卵より高くて出荷するだけマイナスなんだ》

カレンダーを見る。

連休一週間前。

慌てて10巻を出す。

全く同じ紙面と画面。

＿＿＿＿＿＿＿間違いない!!

＿＿＿＿＿

それからの一週間というもの、茅野ちゃんが周囲に悟らせる気配は無かった。

改めて"彼女"の凄さを思い知る。

そして。

｢明日皆学校来れるー?｣

｢カエデちゃん、何か集まりでもあるの?｣

｢ふふふ～、それは秘密｣

｢とりあえず学校に集まってくれ。奴の暗殺に使うそうだ｣

(烏間先生も手伝って)E組28人を集結させた。

…恐ろしい子。

当日の朝の電車では、

｢カエデちゃんが皆を集めるなんて珍しいね～｣

『普段はサポート専門だしね』

何も知らない陽菜と会話しながら校舎へと出向く。

そんな長いスパンの後、

｢というわけで!!廃棄される卵を救済し、なおかつ暗殺も出来るプランを考えました!｣

とうとう漫画が始まった。

単行本にして扉絵1枚分、

現実時間にして述べ一週間。

靴をはきかえながら思い切り感じる。

＿＿＿＿＿＿長すぎでしょコレ!!

＿＿＿＿＿＿＿

そして校庭に出ると、

｢｢｢｢ぬおっ!?｣｣｣｣

あの巨大容器が目の前に!!

す…凄すぎる!!

｢名付けて、プリン爆殺計画!!｣

"楽しいけどダミーな暗殺計画!!"

とっさに浮かんだ裏ネーミング。

こっちが正しい気がするのは気のせい?

｢…やってみる価値あるかもな｣

｢殺せんせーエ□とスウィーツには我失うとこあるもんな｣

だけどそれには激しく同意するよ!

｢後方支援に徹してた茅野が…前に出て計画してるのも意外性がある｣

本人の思う壷ではあるけれど…

｢よっしゃ、｣

…今回は純粋に、

｢先生のいないこの三連休で勝負に出るか!!｣

楽しんでいこっかな!

『｢｢｢｢｢お━━━━っ!!｣｣｣｣｣』