好奇心は身を滅ぼす０２ ページ3
主人公side
『「いてぇ...」』
ポツリと呟いた声が誰かとハモった。
彼女が開けっ放しに出て行ったドアを閉めようと、玄関に向かうと
尻餅をついている同居人のうっしー(正式名は牛沢。)
と後ろに嫌な気配を漂わせる四人組がいた。
『どしたのうっしー。尻餅なんてついて』
そう言いながら手を差し伸べてあげる。
気まぐれの優しさだ。
ちなみに尻餅をついた原因はわかっているが、
嫌味である。
「お前の依頼人と思われる人物に突き飛ばされたんだよ」
そのあとに
「もしかして依頼人じゃなくて、恋人か？お前熟女好きなの？」
なんて嫌味で返ししてきたので、イラっとして手を離す。
うっしーは、また尻餅をついた。
『ふざけんなぶっ○すぞ』
「手放すなよ、いてぇな！」
お前が嫌味なんか言うからだよ。
『んで、後ろの方は？お友達？』
そのまま四人に目を向けると、多種多様な反応をした。
俺を睨みつける高身長のお前、ぶっとばすぞ。
「ああ、忘れてた。」
『「忘れんなよ！」』
高身長と声がかぶる。
そしてまた睨みつけられる。なんでだよ。
「お前の新しい依頼人だ。」
『は？』
・
・
・
『なんで事前に連絡しないかなぁ〜！
報・連・相ぐらいちゃんとやれよ』
「どうせお前暇なんだからいいだろ」
『さっきの依頼が成立してたらどうすんだよ』
「してねーんだからいいだろ」
『よくねーよ。バカじゃねーの』
まさにあーいえばこういう。
口だけは互いに達者である。
そんなことをしていても埒があかない。
言い争いもほどほどにソファーに座る。
俺が座ると前に四人が座る。...狭そうだな。
見事に左から嫌なオーラ順に並んでいる。
『じゃあ、名前だけでも教えてもらえます？』
俺がそう言うと、タイミング良くお茶を持ってきたうっしーが教えてくれた。
左から、キヨ、フジ、ヒラ、こーすけと言うらしい。
『んで、何したんです？』
「どうせ肝試しでもしたんでしょ。」
そう言うと全員がピクリと動いた。
なんだよ、図星かよ。
ヒラ「わかるんですか？」
『いや、若者のほとんどの原因はそれですし。
みんなが一気に同じ気を垂れ流したら
そういう答えにしかならないですね〜』
「とりあえず、何があったか詳しく教えてください。」
そう言うと四人で顔を見合わせた後、
フジさんが語り始めた。
°
少しだけ修正しました。(11/09)
好奇心は身を滅ぼす０３→←好奇心は身を滅ぼす【最終兵器俺達】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藤宮、(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます！！早めの更新ができるよう頑張りたいと思います(＾ω＾ ≡ ＾ω＾) (2016年1月2日 13時) (
レス) id: b155a1c52f (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - すごく面白いです！これからも頑張ってください(*´艸`) (2016年1月2日 10時) (レス) id: 45a6b00598 (このIDを非表示/違反報告)
藤宮、(プロフ) - ROM民さん» 初めまして、コメントありがとうございます。オリジナルフラグを勘違いしていました。二次創作は付けるのではなく、外さなければならないんですね。ご指摘ありがとうございます！ (2015年11月27日 23時) (レス) id: b155a1c52f (このIDを非表示/違反報告)
ROM民(プロフ) - はじめまして。「オリジナルフラグ」が外れていませんよ。二次創作ですので、棲み分けにご協力お願いいたします。 (2015年11月27日 18時) (レス) id: 67f8438bca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藤宮、 | 作成日時：2015年11月4日 3時
