92:胡蝶の夢 ページ42
焦凍サイド
燈「ははっいいよ冬美。それと....夏と焦凍は?」
『焦凍兄は顔洗ってて夏兄はね...フフッ』
燈「もったいぶんなよA〜」
『夏兄今部屋で彼女と電話してんだよ!』
冬「もう1時間くらい話してるよね〜」
夏「ちょ!!冬美姉、A！1時間も話してねぇよ!!っておかえり父さん、燈矢兄」
燈「へー...夏に彼女ねぇ...俺も会いたいなーその彼女さんに」
ニヤニヤと3人で夏兄を見ていた
炎「おいお前たち、いつまでもそこにいてないで早く居間に入りなさい」
冷「年越しそばもうできてるわよ」
全「「「はーい」」」
これは...夢なのか?
『焦凍兄いつまでそこにいんの?もう皆居間に行っちゃったよ?』
焦「....Aなのか?」
『何当たり前のこと言ってんのよ、ほら行くよ』
俺の手を引き居間に連れて行く
燈「お、焦凍久しぶりだな」
焦「....燈矢兄」
燈「ん？どうした?」
焦「いや...なんでもない」
それから俺たちは"家族全員"で晩御飯を食べ、何気ない話をした
母さんと親父が隣合って座り、仲睦まじそうに笑い合っている
夢....なのか?"ここは"
やけにリアルだし、感触だって鮮明にある
もしかしたら、今までのが"夢'で今いるのが'現実"なのかもしれない
そうだそうに違いない
燈「どうした焦凍。眠いのか?」
『昨日結構きつい訓練してたからねー、あの爆豪といい勝負だったもん』
焦「そう...だっけ...」
『うん!!焦凍兄が爆豪に蹴り入れた時あいつすげー顔してたもん!いやー今思い出しても爆笑も....よ...』
急に耳が遠くなり身体が重くなった
『あれ...焦凍兄寝ちゃった』
燈「後で俺が部屋に運んどくよ」
何を話していたのか分からなかったがAの言葉だけは鮮明に聞こえた
『おやすみ焦凍兄』
俺の頭を自身の膝に乗せ、頭を撫でていた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
冬「...て!おき..!!」
今度は冬美姉の声だった
目を開けると布団の中。もう朝なのだろうか
冬「ほら、お蕎麦出来たから一緒に食べよ？」
え...蕎麦は昨日"みんな"で食べたはず...
携帯を見るとまだ午後8時。年は明けてなかった
冬「大丈夫？焦凍、とりあえず顔洗ってきな」
焦「ああ...」
再び洗面所に行き鏡を見た
俺の左には火傷跡がくっきりと残っていた
あれは...夢なのか...?
でも...Aに触れられた感触だって鮮明に...
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胡蝶の夢＝夢か現実か判断できないさま
胡蝶の夢END
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霧雨(プロフ) - ユズさん» ありがとうございます!!テストが近いので少し頻度が落ちると思いますが更新頑張ります!! (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 7d67983c1f (このIDを非表示/違反報告)
ユズ(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2020年9月20日 20時) (レス) id: 564a4a9695 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨(プロフ) - ゆさん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年9月18日 0時) (レス) id: 4c98d696e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新がんばってください！(・ω・)ノ (2020年9月15日 17時) (レス) id: c234910368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧雨 | 作成日時：2020年9月13日 21時
