86 死柄木創【オリジ ン】 ページ36
痛みすら感じなくなってい数カ月が経った
いつも通り実験椅子に座り薬を注入される
いつも通り
いつも通りのはずだった
手が痺れるような感覚
全身から何かが溢れ出そうなそんな感覚
ﾘﾀ「何だこの反応...!?まさかついに！個性が!」
よく分からないが興奮気味のあいつを無視する
そうか...個性が出るのか
正直もうなんでもいい
そう目を閉じると部屋全体が氷に包まれた
氷....?"母さんの個性"...
やった..!!
ﾘﾀ「は?ふざけんなよぉ..僕が植えたのと全然違う個性じゃないか....ということは元々あった個性...?無個性じゃなかったのか!?じゃあ...エンデヴァーさんは僕に嘘教えたのか!?ああ!!僕が今までこいつにかけてた時間は無駄になった!!なんて事をしてくれたんだ!!」
私の髪の毛をつかみ椅子に打ち付ける
子供のように癇癪を起こし暴れるこいつを見て私は心底腹が立った
個性があってもなくても罵られ、あまつさえこんな
『ふざけるな...母さんを...バカにするな..!!』
そう叫んだ瞬間さっきのよりごつい氷が出た
ﾘﾀ「んだこいつ!!おい!個性を出すな!!」
そんなこと言われたって止め方、ましてや出し方すら分からない
ただただひたすら手からで続ける氷柱と吹雪
無造作に出てくる氷柱があいつの腕を貫いた
ﾘﾀ「があ!!」
その刹那、私は心が軽くなった
今まで私の体をいじり楽しんでいたやつが、私の手によって苦痛を与えている。悲痛の表情を浮かべている
気づけば私は最高の笑顔で
『死ィねぇぇえええ!!』
手をあいつに向けた
すると出たのは氷でも雪でもなかった
"絶対零度"
約ー273℃の冷気が出たのだ
『はははっ！』
この温度に"人間"が耐えれるはずがない
案の定あいつはカチコチに凍っていた
凍死は確定だろう
この後私は何をすればいいか分からずフラフラと建物を出た
予定もなしに街を歩き回る
途中すれ違った人に大丈夫かと尋ねられたが顔を見るなり恐れられ
街の人「すっ！すぐに"ヒーロー"か誰か来るからね!」
と言ってすぐ様何処かに行ってしまった
『......』
┈┈┈┈┈┈┈┈
3日は経っただろうか
大きな交差点で見たテレビを見る限り、あいつが死んだことを皆が悲しんでいる
"No.3ヒーロー 「リターン」実験に失敗し死亡"
最後まで人命に尽くしたヒーローと称されていた
『んだよ...』
大通りから外れて路地裏に座り込み空腹を紛らわす
?「君が....轟Aちゃんかい?」
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霧雨(プロフ) - ユズさん» ありがとうございます!!テストが近いので少し頻度が落ちると思いますが更新頑張ります!! (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 7d67983c1f (このIDを非表示/違反報告)
ユズ(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2020年9月20日 20時) (レス) id: 564a4a9695 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨(プロフ) - ゆさん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年9月18日 0時) (レス) id: 4c98d696e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新がんばってください！(・ω・)ノ (2020年9月15日 17時) (レス) id: c234910368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧雨 | 作成日時：2020年9月13日 21時
