緑谷の姉は相澤先生の奥さんだそうです③ (ページ11)

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今、サーとオールマイトは気まずい状況(オールマイトが一方的に思ってるだけ)におかれているため、通形が出久をサーに紹介するという形になった

━━そして週末

電車で小一時間ほど揺られるとサーの事務所の最寄り駅に着いた

通「ここがサーの事務所だよね」

出「おお...それよりずっと気になってたんだけどなんでお姉ちゃんもいるの....?」

『呼ばれたんだよ。サーにね』

出「そっかお姉ちゃん昔オールマイトとサーとの3人で組んでたから仲いいのか」

『まあね』

緊張しているのか白目を向き固まっている出久

通「おいおい角ばるなよ!良くないぜ。言いそびれてたけどサーはとても厳しい人なんだよね」

出「存じております」

通「まあ君が門前払いされたくないのならこれからサーと会って話終わるまでに必ず１回サーを笑わせるんだ」

出「へっ?なんですかそれ...笑わせる...?」

『ハハハッ変わんないねあの人』

通「おや、A先生の時もそんな感じでした!?」

『いやいや、あの人がオールマイトのサイドキックになったのは私が高三の時ね。だからあの人を"笑わせる"ってことはしなかったよ』

出「ある意味先輩なんだね....」

通「サーはああ見えてというか...だからこそというか....ユーモアをとても尊重しているんだ」

私たちのことはお構い無しにビルの中に入っていく通形

私は固まっている出久の背中を軽く叩き建物の中に入るよう促す

通「俺ができるのは紹介まで。君を使うかどうかはサーが決める。俺も協力してやりたいけど、ここからは1人でサーに認めてもらうしかない。さて!あのドアの先だ!強くなりたいなら己で拓け!」

そう言うと通形は勢いよくサーのいる部屋のドアを開けた

通「昨日お伝えした1年生連れてきましたよね!」

『私も来ましたよ。呼ばれたので.....』

部屋の中見た瞬間ドアを閉めようかとおもった

TICKLE HELL(くすぐり地獄)と書かれた機械にサイドキックのバブルガールちゃんが拘束されくすぐられている様子をサーが目の前出みていたのだ

1歩間違えればセクハラだよ...

バ「やめて.....許して下ヒャヒャ」

出「一体何が!!」

通「バブルガールのユーモアが足りなかったようだね!!」

『あのくすぐる機械わざわざ買ったのかな...いくらしたんだろ...』

私たちがヒソヒソ話をしているとサーがギロリという効果音がつきそうなくらい睨んできた

出「うっ...おぉ...」

あまりの迫力にうろたえる出久

まぁ、初対面でいきなりこれはキツイよね