43 TH ページ44
TH side
.
勢いで出て来たのはいいものの、
もうマンションの前にアイツの姿はなく、手当たり次第探して行く。
周辺を必死に走り回り、
ふと入った路地裏の道
見慣れた後ろ姿があった。
TH「ハァ、ハァ、
、、なにしてんのアイツ」
乱れた息を整えながら
電柱の陰に隠れて様子をうかがう。
どうやら何かに話しかけているようだ
、、黒猫？
「、、、お前も私と一緒だね」
静かな場所では声がよく響くもので、
数メートル離れた先にいるアイツの声は
俺の耳によく入って来た。
一緒、？黒猫と、、？
言葉の理解に苦しんでいると
おもむろに立ち上がり、近くの公園に走っていく。
すぐさま追いかけていくと
公園の隅の方で、黒猫を埋めるアイツの姿。
一生懸命、かつ丁寧に、
土をかけていくアイツの姿は
練習生の時の面影があった。
最後にお祈りした後、
また立ち上がり、
今度は商店街に向かって歩いていく。
俺もバレないように静かに追いかけていく。
着いた先は、、
.
お墓？
なんでこんなとこに、、
なんて考える暇はなく、
とりあえず中へ入っていくアイツを追いかけていく。
管理人らしき女の人と話した後、
お墓の前へ移動する。
、、誰のお墓なんだろう。
物陰に隠れて聞き耳をたてる。
.
「、、私が、父と母を殺したのでしょうか」
TH「、、へ？」
.
アイツの口から出てくる
とんでもない言葉。
どーゆうこと？
、、そういえば、ユリがアイツに怪我させられた時も
" 違う！！私は殺してない！！！！！ "
そう言って取り乱していた。
あの時のアイツの瞳は
明らかに俺たちを捉えていなかったのを覚えている。
、、じゃあ、誰に向かって言ってたんだ、？
.
HN「、、あれは事故だったのよ」
.
.
.
.
.
お前は、
その小さな体に
どれだけ大きな過去を抱えてる、？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 555人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MN(プロフ) - にょさん» 泣いていただけるなんて！！読んでいただきありがとうございます！！更新頑張ります！！泣 (2018年8月20日 19時) (
レス) id: f344c17758 (このIDを非表示/違反報告)
にょ - めっちゃ泣いてしまいました、これ本当にいい作品ですね！頑張ってください (2018年8月20日 16時) (レス) id: c1ac5f18ea (このIDを非表示/違反報告)
ｽﾓﾓ(プロフ) - はい！頑張ってください！応援してます！ (2018年8月16日 20時) (レス) id: fa9c1989ab (このIDを非表示/違反報告)
MN(プロフ) - ももせさん» 読んでいただきありがとうございます！ 楽しみだなんて光栄です！更新頑張りますね！ (2018年8月15日 21時) (レス) id: f344c17758 (このIDを非表示/違反報告)
ももせ(プロフ) - 続きが気になりすぎてもうやばいです！！笑笑早くみたいです！！ (2018年8月15日 18時) (レス) id: fa9c1989ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MN | 作成日時：2018年7月11日 0時
