烏野のバレー部マジやばたにえん(笑)

第三十五話 私の負け ページ36

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『…あぢぃ』





デジャブ？んなもん知らん

てか聞いて。東京に来たんだけど、おばさん(従兄弟の母親)とお母さんは何故か今日から温泉旅行に行くらしい

おじさんとお父さんは仕事だし(今回父は不参加)、私は従兄弟の合宿に参加することになったらしい

は？マジいみふ(意味不明)





『温泉旅行に行くのは良き(いい)だけど、なんで二人だけ！？私も行きたいに決まってんじゃん！！』
「貴女はまだ若いんだから、私達についてくるより こうちゃん(従兄弟)についてった方がいいかと思って」
『なんで私が東京に来てまで運動しなきゃいけないわけ！？まじアリエンティ(あり得ない)』
「ごめんねぇ、でもAちゃんならきっと上手くやれるわ！」






私の言葉は二人には届かず、従兄弟の合宿に参加することが決定してしまった

従兄弟はもう既に合宿へ行っているらしく、私はこれから向かわなければいけない

こんな事になるなら来るんじゃなかった。バイトでもして稼いでた方がよっぽど有意義じゃん





「場所はコレ(メモ)に書いてあるからね！駅に着いたら こう(従兄弟)に迎えに行くように言ってあるから、連絡してあげて！」
「先生と こうちゃんの言うこと聞いて迷惑かけないようにするのよ？」





二人はそんなことを言いながら タクシーを呼びつけて荷物を乗せ…とテキパキとこなす

私は反論する隙さえ与えてもらえずにタクシーに乗せられた

あの二人には私も勝てませんでした

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