第十八話 ジャンプフローターサーブ ページ19
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『そっか。あんた以外の一年はレギュラー入ったんだ』
「はい。これからも俺だけレギュラー外れるのは嫌なので」
「一年で 二、三年生を押し退けて入るのもどうかと思うんですけどね…」と頬をかいて言う忠
あれから少しだけ練習見せてもらって、帰り道。差し入れ重いからってのと、もう夜遅いからってことで彼に送ってもらってる
『コートに入れるのは点を取れる奴だけ。年齢とか関係なく無い?』
「…」
『三年でレギュラー入らないのは可哀想だけど、実力で負けてるなら仕方ないっしょ。でもあんたはそれが悔しくてコートに立つ努力をしてる』
「…まだ始めたばっかで、殆ど出来ないですけどね」
自己肯定感低いなぁ…
努力してる奴は皆かっこいいのに。…もっと上を目指してるってことか??
『一年だしレギュラー外れて当然と思わずに 戦える術を持とうとすることって凄いことじゃん?上を目指すフリして何もしない奴って結構いるんだよね』
「…」
『後、サーブで勝負しようとしてるのも私からしたらパない(半端なく凄い)よ』
「え?」
だってサーブだよ?私大っ嫌いだった!!
どこ狙っても拾われるし、攻めたらネットとかアウトとか…良いことナッシングとぅーまっち(無し)よ!?
『サーブって唯一孤独なプレーじゃん?私ずっと嫌いだったのよね』
「誤魔化せないですもんね」
『でもあんたはそのサーブを磨こうとしてるんでしょ?アタックやブロックとかじゃなく』
「…はい」
『私からしたらそれは物凄く尊敬に値するわけ、鬼(とても)凄いことやってんの。プレッシャーのかかる場面で出ること多いだろうけどさ、あんたは堂々と胸張ってサーブ決めなね』
『後、あんたは自己肯定感もっと上げること!!』とピシッと指をさしてやる
凄いことに挑戦してるって自覚を持つことと、保険をかけることに慣れないこと
それはきっとバレーだけじゃなく、他のことにも役に立つ
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ピアノの森(プロフ) - みるくストロベリーさん» そう言っていただけて嬉しいです!!これからもよろしくお願いします!! (2021年7月18日 0時) (レス) id: 94969b8d5e (このIDを非表示/違反報告)
みるくストロベリー - めちゃおもろ....!!見てて楽しい! (2021年7月11日 19時) (レス) id: 073e826c62 (このIDを非表示/違反報告)
ピアノの森(プロフ) - ぱうさん» そっち側の主人公も書いてみたいですね(笑) (2021年5月6日 20時) (レス) id: 08e6d9b333 (このIDを非表示/違反報告)
ぱう - 若者言葉がわからん系若者には助かります(笑) (2021年2月2日 7時) (レス) id: 46d9c3b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
ピアノの森(プロフ) - ぷさん» ギャルの言葉は難しいですね!(笑)勉強してても驚きの連続です(笑) (2021年1月16日 19時) (レス) id: 6a432e3d2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピアノの森 | 作成日時:2020年4月6日 17時