烏野のバレー部マジやばたにえん(笑)

第十七話 山口 忠 ページ18

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『あれ、何してんの？』





この出だしデジャブでウケる(笑)

あの後ね、ちゃんと時間に間に合ってバイトしましたよ

んでバイト終わって外出たら真っ黒なジャージを着てる人発見





『ジャージ真っ黒だから闇に紛れすぎ(笑)』
「えと…あ、この間の……」
『あれ、あんたバレー部？』
「は、ハイ」





遠くから見たら生首浮いてるみたいだな なんて思っていたら、ジャージに書いてる文字が目に入る

部活は？と思ったが、時間を見てもう終わってるかと思い直す





『…え、もしかしてまこちゃん！？』
「え、まこちゃん…？？」
「お前まだ帰ってなかったのかよ…」
『まこちゃんどーいうこと！？サーブ教えてるとか言わないよね！！？』
「うるっさ…お前もう遅いんだから早く帰れ」





シッシッと私のことを手で払う素振りを見せてくるまこちゃんに『私が教えてって言った時は教えてくれなかったくせに！』と詰め寄る

昔 私がまだバレーをしていた頃、繋ちゃん繋がりで知り合った彼にサーブ教えてもらおうとしたのだ

聞いてももらえなかったけどな！！あの時のまこちゃんのスルースキルと言ったら…

思い出すだけでマジぴえん(冷たすぎて悲しかった)





「お前あの時は小学生だっただろーが」
『スキル磨くのに年なんか関係ないじゃん！』
「身体がちゃんと出来てない時期に無理はさせらんねーだろ！」
『…身体……』




そう言って私は手で身体を隠してまこちゃんから距離を取る

「そういう意味じゃねぇ！！」と怒るまこちゃん

そんなまこちゃんを傍目に空気のバレー部員を見る

この間の練習試合で魅せられたのかな？

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