家族 ページ21
私の家は、代々茶道で有名な家で、本家は京都にある。
たまに、こうやって父さんから呼び出されてお客様の接待をしなければならない。
私の家は人数が少ないから、それだけのためにわざわざ呼び出される。
『本日はお忙しい中おいでくださり誠にありがとうございます。こちらの番号札をお持ちになって…』
こんなことをするたびに、私はなんのためにこの家を出たんだろうって思う。
私は田宮家の長女として、茶道はもちろん華道や書道、歌やお琴も習わさせられた。
親戚中から期待され、その期待にそぐえるようにと生きてきた。
「田宮家の長女」
このことばが私を縛り付けていた。
私には、2つ下に弟、さらにその1つ下に妹がいる。葵と凪。
2人とも小さいときからずっと慕ってくれて、大切な存在だった。
だからこそ、姉としてしっかりしなくてはならないと
この2人の存在も私を縛り付けていた。
それでも私は、応えられなかった。
だから、この家を出たのに。
．
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すう(元「のあ」)(プロフ) - 名無しさん» ご注意ありがとうございます。自分で分かる範囲は直させていただきました。まだ治っていない点ございましたらまたコメントいただけると嬉しいです。大変申し訳ございませんでした。 (2022年8月19日 0時) (
レス) id: bbe06d55ea (このIDを非表示/違反報告)
名無し - はじめまして、コメント失礼します。ひらがな表記と数字のタイトルと設定タグを 2j3j に他作品含め変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年8月18日 23時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：「のあ」 | 作成日時：2021年8月31日 15時
