2話 ページ4
敦君SIDE
敦「何を読んでるんですか、太宰さん?」
太宰「いい本」
「完全タヒ殺読本」という
なんとも不気味な本を読んでいる太宰さん。
よく読めるなぁと思ったら、
全て暗記してるそうで。
一方でAちゃんは、僕の隣に座っている。
河原であったときからそうだったけど、
どこか不思議な雰囲気を持っている。
美少女。全く表情が変わらないけど
雰囲気からいい人ってことが溢れ出てる。
きっと親御さんが心配してるんだろうな
って思って質問してみると、
敦「Aちゃんはこんなに遅くまで出歩いて親御さんに心配されてるんじゃないの?」
『…。保護者にはメールを打っておいたので大丈夫です。』
保護者…?
親はどうしたんだろう?
きっとなにか理由があるんだろうな。
表情を崩さないAちゃんが一瞬見せた、
切なさそうな顔が忘れられない。
☆
いやぁ、敦君がトラ化しました。
めっちゃ迫力あります。
いやぁ、間近でこんなにすごい
アクションが見られるとは。
よくある夢主の方に敦君(トラ)が来るなんてことな
く、原作通り太宰さんのほうに行きましたよ←
頑張れ太宰さん←
で今、私の膝の上に敦君が寝ている。
太宰「いいなぁ、敦君。私もAちゃんみたいな美人さんに膝枕されたいなぁ」
とか変なことを言ってる太宰さんを
華麗にスルーしてると、
国木田「こんなところにおったか、この唐変木ぅぅぅぅ」
国木田さんたちがやってきた。
生武装探偵社じゃん!!
超美形だしイケメン←
あ、賢治君が隣にやってきた。
賢治「こんばんはぁ」
なんてほわほわした感じで言うから
『こんばんはニコッ』
ってここだけ花が飛んでる感じです。
あっちの方では
太宰さんが国木田さんに叩かれてるけど。
敦君を優しく地面に寝かせてあげて
立ちながら賢治君と世間話をしてると、
敦君が起きて右手を見て驚いてる最中だったw
そろそろあそこの場面か
太宰「探偵社に入れる。もちろんAちゃんもね。Aちゃんは事務員さんかな。」
ここまで原作沿いだったのに
最後の最後で私を探偵社に入れるだと←
あ、私異能力者だってこと言ってなかった
まぁいいか←
ああ、今日は色々あったな、
そう思ったら疲れが全部出てきて倒れた。
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作者名:Leaf | 作成日時:2020年8月6日 8時