8uppers×エイトレンジャー

【10】 ページ11

ちょちょちょ、ちょー待って！！

ト「安原さんって、俺と同じ顔の人やんな！？」

マ「そうやで。」

マックが頷く。

ト「せやのになんで、ジャッキーは安原さんを殺ろうとすんの！？

俺に恨みでもあるん！？」

すると、ジャッキーは首をかしげた。

ｼﾞｬ「トッポ、お前、なに言うてんねん。

安原さんとお前は別人やろ？

お前に恨みがあるからいうて、安原さんを殺る訳無いやろ？

これはなー、仕事やねん。

自分と同じ顔の人を殺りたくないんやったら、別の人殺るしかないやろ？」

ト「そうやけど・・・。

安原さんだけはやめてや。」

エ「じゃあ誰やれ言うねん。」

ダーツをやめて野菜スティックを食べながらエースが聞いてくる。

ト「・・・横峯さんとか？」

その瞬間、マックが「ハァ！？」と声を上げた。

マ「なんで横峯さんをジャッキーが殺んねん！！

いくらなんでも横峯さんが可哀想やわ！！」

ｼﾞｬ「どういう意味や！！」

それを聞いてジャッキーがマックに言う。

でもその瞬間。

バァンッ

一発の銃声が室内に響いた。

ビクッと体を震わせる俺ら六人。

ア「お前らさっきからうるさいねん。

自分と同じ顔の人を殺ったらすむ話やろ。」

低くそう言うアーセナル。

それを聞いてマックが頷く。

マ「そ、そうやな。

じ、自分と同じ顔の人を殺ることにしよか。

そ、それでええな？」

コクコクコクと何回も頷く俺ら六人。

マ「じゃあ、今日は解散ー。」

その言葉を聞いた途端、俺らはそろってその場から逃げ出した。

エ「お前、室内で銃撃つなや。

ビビったやんけ。」

エースが言うが、アーセナルは何も言わんとタバコを吹いていた。

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