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Ryosuke side






ずりずりと引っ張られホテルの前までやって来た




__ 「 ちょっと遊ぶだけだから、な? 」


涼介 「 っ、 」





やばい、このままだとほんとに食われる






__ 「 結局お前も好きだろ? 」


涼介 「 んなわけねぇだろ!! 」


__ 「 素直になれって 」


涼介 「 あんた馬鹿かよ! 」





焦りからか口が悪くなる







__ 「 舐めた口聞いてんじゃねぇぞ。お前の身体が
どうなっても知らねぇかんな 」


涼介 「 まじで、離せって! 」





__ 何してんだよ!!









怒鳴り声にも近い声が聞こえて振り返る









涼介 「 あ、有岡、さん? 」






そこに立っていたのは仕事帰りであろう有岡さんで、
見たこともないような顔付きでこちらを睨んでいた







大貴 「 いいからその子返せよ 」


__ 「 はあ?ちびはさっさと帰れ」







よっぽど気に食わないのか、ガシッと胸ぐらを掴む男






大貴 「 聞こえてねぇのかよ、そいつ返せ 」


__ 「 俺も荒ぶった真似はしたくねぇんだよ。な?
それくらい分かるだろ? 」


大貴 「 俺だって大事にされたくはねぇよ。
警察に世話になんのもやだろ? 」


__ 「 っ、 」


大貴 「 大丈夫。今はまだ通報してねぇから。
おっさんも自分のこと考えたらそろそろ帰った方が
いいんじゃない? 」






警察、その言葉に一気にたじろぐ男





大貴 「 ごー、…よんー、… 」






有岡さんのカウントダウンと共にするりと胸元から
落ちた腕





__ 「 覚えとけよ 」






そう言い残しこの場を去って行った







大貴 「 今度こいつに会ったら即逮捕だぞー 」






有岡さんの明るい掛け声に振り向くこともせず




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作品ジャンル:恋愛
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ゆーみん - 最高でした! (2020年6月20日 17時) (レス) id: 2e289340ae (このIDを非表示/違反報告)
haru070917(プロフ) - その後が読みたいのでよろしくお願いします。 (2020年2月2日 8時) (レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めーべる | 作成日時:2018年9月7日 1時

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