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Ryosuke side
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__ 「 何飲む? 」
涼介 「 何もいりません 」
近場の飲み屋に連れてこられ、やたらと酒を勧める
__ 「 まぁ、そんな堅いこと言うなよ。」
涼介 「 ほんとにいらないんで 」
ここで飲んでしまえば酔いつぶれるまで飲まされて
お持ち帰りだ
とにかく冷静になって逃げる方法を考えなくちゃ
__ 「 店、やめたの? 」
涼介 「 えぇ、まあ 」
__ 「 ざんねん。向いてたのに〜 」
涼介 「 そんなことないですよ 」
はたから見たら普通の会話
でも、テーブルの下ではこいつの手がゆっくりと
俺の腿を撫でていた
嫌味を混じえた甘ったるい喋り方、
こびりついたタバコの匂い、
大っ嫌いだ
__ 「 連絡先交換しない? 」
涼介 「 いや、そーゆーのはちょっと 」
__ 「 店辞めたんだろ?問題ないじゃん 」
涼介 「 俺、身体とかもう売る気ないんで 」
俺のこの言葉を皮切りに途絶えた会話
涼介 「 っ!? 」
俺の体を滑る手はだんだん過激になっていって
服の中で背筋をなぞった
__ 「 俺と会った以上、お前に拒否権なんて
ねーんだよ。大人しく俺の言うこと聞け 」
耳元で囁く気味の悪い声
__ 「 ほら、これ見ろよ 」
何やらケータイをあさり始め俺に向けた
画面に映るのは、まさに行為の真っ最中であろう俺の写真
営業中の撮影は禁止されていたはずなのに…
__ 「 記念にとって置いたんだけど、ここで使われる
なんてな 」
涼介 「 っ、 」
__ 「 出るぞ、来い 」
あー、最悪だ。
脅しじゃねぇかこんなもん
・
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ゆーみん - 最高でした! (2020年6月20日 17時) (レス) id: 2e289340ae (このIDを非表示/違反報告)
haru070917(プロフ) - その後が読みたいのでよろしくお願いします。 (2020年2月2日 8時) (レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めーべる | 作成日時:2018年9月7日 1時