らびっとぼーい___Ryosuke.Y

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涼介 ｢ ねぇAさん ｣



｢ なに〜？ ｣



涼介 ｢ 明日晴れだって ｣



｢ そっかそっかー ｣



涼介 ｢ どっかさ、出掛けようよ！ ｣



｢ 例えばー？ ｣



涼介 ｢ 買い物！ ｣





ドライヤーの音のせいで少し大きくなる声





｢ わかった、いいよ ｣



涼介 ｢ 俺が運転するね！ ｣



｢ え？涼介できんの？ ｣



涼介 ｢ それぐらいできるもん！ ｣



｢ 見直したわ涼介 ｣



涼介 ｢ まじ？やったー！ ｣





はしゃぐ涼介の背中を軽く叩いた




｢ よし！髪乾いたよ ｣



涼介 ｢ ありがとう。ねぇAさん ｣



クルッと振り返った涼介の髪から匂うシャンプーの香りが鼻をくすぐる



｢ ん？ ｣



涼介 ｢ 明日って デート ってことでいい？ ｣





耳から段々顔全体を赤くさせる涼介




｢ うん！いいよ ｣




可愛い以外の何者でもないこの小動物




涼介 ｢ じゃ、じゃあもう1つ！ ｣



｢ なに？ ｣



涼介 ｢ 俺の彼女になってくれますか？ ｣





普段の余裕な顔じゃない涼介が新鮮で驚きだった




｢ あたしおばさんだよ？ ｣



涼介 ｢ そんなことないくらい可愛い ｣



｢ めんどくさいし、口悪いよ？ ｣



涼介 ｢ 充分わかってる ｣






真剣な涼介の眼差し…あぁ、好きなんだな

そう思った時には口が先に動いてた






｢ あたしでよければ ｣





その言葉と同時に飛び込んできた涼介





涼介 ｢ 俺、今世界一幸せ ｣



｢ ふふ、あたしも ｣





久しぶりに出来た彼氏は、


6歳下のウサギ系彼氏でした




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