らびっとぼーい___Ryosuke.Y

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ｶﾞﾁｬ…




奥の部屋からは灯りがこぼれてた


起きてんのかな？




｢ ただいま〜 ｣




…………




応答なし。




｢ 寝てんなら電気ぐらい消しなさいよ ｣



涼介 ｢ 寝てねーよ ｣



｢ うわっ！びっくりした〜、｣





ソファーで仰向けになってこっちを見つめてきた涼介








｢ なによ。起きてんなら一言言いなさ…




涼介 ｢ 今日男といたの？ ｣




｢ は？ ｣






不機嫌そうにあたしを見つめる彼




涼介 ｢ 俺、見たんだからね！男の人とタクシー乗ってくとこ ｣




｢ あれは大学の同期！ ｣




涼介 ｢ じゃあなんでこんな帰り遅いの？ ｣




｢ タクシーであいつ送ったあとお金ないから歩いて帰ってきたの ｣





呆れたあたしの顔を見て涼介は目を背けた






｢ …なに？信じられないの？ ｣




涼介 ｢ ……俺はAさんのこといつでも信じてるよ。けど今日は、俺が不安になったってゆーか… ｣




｢ なったってゆーか？ ｣





首根っこを荒く掻きながらソファーに座り直した涼介




涼介 ｢ 俺、学生だし。フリーターだし。Aさんに捨てられる日が来てもおかしくないなぁって ｣





涼介の乾いた笑いが響く






｢ そんなことない。あんたを捨てるなんて考えたこと一度もない ｣





涼介 ｢ え？ ｣




｢ だから安心して？それに、あたしのこと堕とすんでしょ？笑 ｣





さっきまで暗かった涼介の顔がパッと明るくなった





涼介 ｢ うん！そうだよ！俺、あんなチビに負けてらんねーから！ ｣




大ちゃん、チビ呼ばわりされてるね、、笑




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