イフリート unrequited love �将�7 ページ29
ノックなく
エイトがゆっくりと入室した
Aはソファの端に座っていた
心配そうな彼の顔は
彼女よりよほど疲れてみえる
それでもAを驚かさないように
穏やかに隣に座って
見つめて髪を撫でた
ごめん
大丈夫？
辛くない？
酷いことされてない？
会いたかった
怒ってる？
…本当に、ごめん
たくさんの気持ちが撫でる掌を伝わり
Aの柔らかい髪に渡される
渡したのと同じ気持ちが
エイトにも掌から返ってきた
もう1分は過ぎただろう
すぐに6分はきてしまう
言葉を制限されて良かった
時間の経過を実感せずに済む
見つめ合い続ける目を
Aが逸らし俯いた
目線の先の自分のふとももに手を置き
また視線をエイトに戻し
ぽんぽんとももを叩く
エイトは少し戸惑ったが
彼女に背を向ける形で
のそのそとそこに頭を乗せた
Aは彼の顔が見えなくなり
黒い髪をゆっくり撫でると視界が滲む
見上げて瞬きをした
膝がモゾモゾして
見るとエイトが仰向けになり見上げていた
Aは笑顔を見せ
エイトも微笑んだ
黒髪を撫でているとエイトの手も伸び
ゆるゆる頬をなぞった
笑顔を見せ合う時間を尊ぶように
優しい手が相手を撫ぜる
もう時間はほとんどないだろう
エイトがゆっくり更に90度回転し
Aの腹部に顔を埋め
上側にきた片腕を彼女の腰に回してしがみついた
Aはまた目頭が熱くなったけれど
今度は目を逸らさず彼の二の腕を撫でる
ちゃんと食べてね
寝られてる？
無理しちゃダメだよ
ごめんね
ごめんね
大好き
愛してる
たくさんの気持ちを乗せて
伝わって、伝わってと祈りを込めて
エイトは
この時間を作ってくれた
同僚の善意をたった一言裏切った
「早く帰ってきて」
顔を埋めた布地に吸い込まれてしまいそうな
小さな声
ワイシャツ越しに撫でる二の腕は震えている
Aは同じく震える唇がバレないように
『うん』
とだけ答えた
心臓破りのデモの残り6分よりも
何倍も経過が早く感じるのは
外の2人も同じだった
ドアが3回ノックされた
声はかからない
エイトが徐に起き立ち上がる
見送るため立とうとするAの
両肩を抑えて首を振った
頷いて座ったまま目で追う
エイトはドアだけ見て進んだが
ノブに手をかけて一度だけ振り向く
お互いに微笑みも頷きもせず
その一瞬を終えてエイトは出て行った
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ジア(プロフ) - シアさん» お待たせいたしました、season23にてロビン先生夢開始いたしました。まだまだご期待に添うには実力不足でございますが気が向かれましたらお立ち寄りください♪この度は機会をいただきありがとうございました！ (1月11日 7時) (
レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - シアさん» おお！チマちゃん学年ですね！楽しくなってきました〜色々ありがとうございます。本当にお待たせしてしまって心苦しいのですが始まった際ごらんいただけたらぜひお願いします！ (11月25日 6時) (レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
シア(プロフ) - チマちゃんの学年でお願いします！ (11月24日 21時) (レス) id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - シアさん» ロビン先生→夢主ちゃん承知しました！こちらからも最後に、学年はご希望ありますか？キリヲ君、アメリさん、入間君（問題児かは検討させていただきます♪）、チマちゃんのどれかの学年もしくは指定なしでご希望あればお願いします！ (11月24日 21時) (レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
シア(プロフ) - ありがとうございます！追加で申し訳ないのですができればロビン先生が夢主にアタックしていくという感じでお願いしたいです！ (11月24日 17時) (レス) id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2023年10月8日 19時
