アリスの宝物�将宗＿礎祐冓�5 ページ8
レイヂの鋭い目線にビクッと怯むと
入間が守る様にピッタリ横に立つ。
ラ「あぁー！レイヂくん女の子泣かせた！」
レイヂ「っ！泣かせていない
そうだな？」
『は、はい』
レイヂは変わらず堅い表情だが
少しホッとした様に見える。
「私は女性に非礼はせん」
『…"私"』
またちいさーい声で呟くと
すぐ横の入間もまたジト目。
ハッとして入間の視線に気付き
首を左右にブンブン振った。
イ「別にぃ？何も言ってないけど」
ラ「にしてもイルマちゃん仲良いね」
イ「クラスメイトだから」
ラ「へぇ！いいな！ジャカポに転校してきなよ」
イ「ダメだよ！」
オ「イルマ様」
オペラはじめそれぞれのSDが
騒ぎに寄ってきた。
魔界で1番尊ばれる孫3人が
広い部屋の隅っこに集まってぎゃいぎゃいしているから。
オ「お席でお話されては？」
イ「あ、はい」
わらわらと席に戻る中
一瞬の隙にレイヂがAの横に来て
顔の高さを合わせる様に屈んだ。
少し近寄りがたい感じや
腰を曲げる程度がアリスと被った。
《ああ…お会いしたいな》
いつもなら怯むこの事態も
一瞬だけ飛んだ意識に反応が遅れた。
レ「先程は失礼した
驚かせたつもりはない
目線の先にたまたま立っていただけだ」
歩きながら話を続けるので
横について応える。
『っ！しっ、失礼致しました
お言葉ありがとうございます』
レ「いや…レディに失礼があっては
祖母の顔に泥を塗るからな」
《レディ・レヴィ様の…》
レ「して、名前は？」
思えば普通に名乗って良いものか悩んだが
ここに来て黙りこくるわけにもいかない。
『A…と申します』
レ「…！！お前が、例の娘か」
レイヂが立ち止まり
声を顰めるのでAも緊張する。
オ「A様、こちらへ」
オペラが会話をぶった斬ってAをエスコートした。
ラ「Aぇ…？？
じぃちゃんからなんか聞いたなぁ
あ！君があの子かぁ！
かわいいし面白い！
やっぱりそばに置いておきたいなぁ」
またラズベリィが近づくので
オペラがやんわり庇ううちに
彼のSDが慌て恐縮そうに席へ引き戻した。
レ「・・・色頭様の預かりの令嬢だぞ
非礼も辞さないとはやはり猿だな」
ラ「レイヂくんだって興味津々の癖に
イルマちゃんはベタ惚れでしょ？
じゃあ3人でとりあいだねー」
イ「いや、うーんとね」
それぞれ席につきながら好き勝手口にし
目線はAに向いている。
イ「取り合う人数が間違ってる」
アリスの宝物�将宗＿礎祐冓�6→←アリスの宝物�将宗＿礎祐冓�4
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジア(プロフ) - めめさん» 才能ですね笑、次回はご本人登場のはずでございます。よろしければお付き合いくださると嬉しいです♪ (10月17日 21時) (
レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - ヲ先輩の登場してないのにキモい(褒め言葉)のは最早才能ですよね（笑）とっても大好きです♡ (10月16日 22時) (レス) id: faa0bf0b2b (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - めめさん» うわぁぁぁ熱烈なコメントありがとうございますっ！とても嬉しいです！そうなんですヲ先輩登場していないのにキモさがとどまらないんです笑…応援ありがとうございます！おかげで頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (10月16日 21時) (レス) @page50 id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - うわぁぁぁ！！！好き好きです！！！（唐突な告白）ヲ先輩尊いキモさですね、、！！陰ながら応援しております、頑張って下さい！！ (10月16日 0時) (レス) id: 4aecca5e81 (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - 立花さん» ご感想ありがとうございます!長いので…なんでもいいから文字が読みたい時使っていただけたら幸いです。キリヲ君まで存じて下さるとは…笑。ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (10月7日 22時) (レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジア | 作成日時：2023年8月25日 22時
