魔開師団の諸事情�将宗�true end 魔開師団の諸事情編8 ページ45
Aは否定もしたかったし
自分も謝りたかったけど
先に口を開いてくれた彼の話に耳を傾けた。
やっぱり、大人だな、と思った。
前を見たまま話すジャズ。
「でも
なんも説明できないけど
すごく好きなんだ」
胸がキュウっと締め付けられる。
嬉しいのと、それ以上の何か込み上げる悪くない感情で。
ジャズが横にいるAに顔を向けた。
「プレッシャーを与えたくないけど
それでもやっぱり俺はAちゃんを
盲目的に信じてて頼ってて
それを伝えたいと思ってる
それに見合う為に頑張るのが
俺のモチベーションになってた
それが…説明下手だったから
うざかったっしょ？」
『ウザくなんかない
カッコ、よかった
自慢だった
でも…いつ捨てられるか不安で
何の努力がその不安を打ち消すのか
サッパリ分からなかったの
どれだけ好きって言ってくれても不安で
水を飲んでも飲んでも喉が渇くみたいで
潤うかも知れない言葉をかけてもらうために
…たくさん嘘や隠し事したの』
「うん
恋人でも嘘や隠し事なんてあると思う
それはAちゃんも思ってるよね？」
『そう、なの
なのに
分かってるのにこんなになっちゃったの』
「あー…分かる
それは分かる
で、感覚的に俺は今解決してて
うまく、説明できるか分からんけど」
言葉を探して目を逸らし黙ったジャズは
Aがきゅっと手を握り返すのを感じた。
不思議と心音が整っていくのを感じて
少しずつ言葉が浮かんできた。
「今ここにいるAちゃんは
俺がよく知るAちゃんだけど
全然知らない今日も惚れ直しちゃうAちゃんでもあってさ
今までそれに何かしら行動してきてた
無理やりスプのこと話す、とか」
Aの脳にヒャン！と鳴き声が聞こえた。
「他の男といたり
何考えてるかわかんなかったり…
知らないAちゃん見る度に
機嫌のままに焦って取り乱しては
甘やかしてもらって落ち着いて
呪文みたいに信じてるって唱えて来た
でも今回ヴァルバラに缶詰になってる時に
来てくれたAちゃんがまさにそれでさ
全然知らない
最高にカッコいい女の子で
カッコいいのに可愛くて
焦るどころか俺
見惚れちゃって
あー見てたいなーって思った」
『ジャズく』
「なんなら触りたいし、その、興奮しま」
『オッケー次行こう』
「…それで俺気づいたんだ
俺が、何信じてたのか」
『！』
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ジア(プロフ) - めめさん» 才能ですね笑、次回はご本人登場のはずでございます。よろしければお付き合いくださると嬉しいです♪ (10月17日 21時) (
レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - ヲ先輩の登場してないのにキモい(褒め言葉)のは最早才能ですよね（笑）とっても大好きです♡ (10月16日 22時) (レス) id: faa0bf0b2b (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - めめさん» うわぁぁぁ熱烈なコメントありがとうございますっ！とても嬉しいです！そうなんですヲ先輩登場していないのにキモさがとどまらないんです笑…応援ありがとうございます！おかげで頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (10月16日 21時) (レス) @page50 id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - うわぁぁぁ！！！好き好きです！！！（唐突な告白）ヲ先輩尊いキモさですね、、！！陰ながら応援しております、頑張って下さい！！ (10月16日 0時) (レス) id: 4aecca5e81 (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - 立花さん» ご感想ありがとうございます!長いので…なんでもいいから文字が読みたい時使っていただけたら幸いです。キリヲ君まで存じて下さるとは…笑。ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (10月7日 22時) (レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2023年8月25日 22時
