魔開師団の諸事情�将宗�true end 魔開師団の諸事情編6 ページ43
『異性の気持ちだって操作できちゃうかも』
コソッと耳打ちした。
リ「！！！
惚れ薬欲すぃ！」
『うんうん！
このフロアにあるから是非寄ってね』
リンチャンが跳ねる様に去って行った。
残すビラはあと１枚。
『あれ？ない…2枚渡しちゃったかな』
落としたかと階段を数段降るも見当たらない。
師団室に追加をとりに行こうと
降りた階段を昇りフロアに上がると
肩をトントンと叩かれた。
？「ごめん、これ盗っちゃった」
後ろからよく知っている声がした。
大好きな声がした。
懐かしく、でも新鮮で
視界が一瞬煌めいて見えた。
『え？・・・あ！』
振り向くと笑顔で師団のチラシをピラッと見せる男性がいた。
この景色を知っている。
でも知っているよりも少し
チラシと男性の顔が高くにあって
2人の成長に差があったことに今気づいた。
でもそれは背の高さの話。
緊張でいっぱいだったあの日から
悩んで迷って泣いて笑って笑って
一緒に歩んできた。
カラは彼を知っている。
2年でダレスのアンドロ・M・ジャズだった。
大人っぽくて女生徒から人気だけど
結構単純で悩みも多い甘えんぼの男子悪魔だ。
「勝手に見て悪いけど、魔開希望なの？
俺もだから、良かったら一緒に行こーよ」
どうやら彼も今
あの瞬間を思い出したらしい。
イタズラな笑顔が
兄貴の皮を被ってたあの頃ともう違うけれど。
『えっ、アンドロ君も？』
「俺のこと知ってるの？」
『うん！
きっとこの学校で誰よりも知ってるよ！』
「・・・マジでか」
ジャズが照れて後頭部をかく。
「俺も多分
この学校で誰より君を知ってるよ
んで
この学校で、魔界で1番君を好き」
声を顰めもしないその台詞が
周りをざわつかせた。
Aは驚き照れたが彼の大胆さ納得もしていた。
彼は大人っぽく見えても
普通の少年
普通の少年でも
"ヤツら"とわたりあってきたんだから。
何か言葉を返そうとした瞬間
一気に景色が動いた。
『ぅ…ひゃあっ！』
ぐいっと顔が近づいて来た。
正確には腕をグッと引かれて抱き止められている。
《え、ココで！？キス！？》
コツン
「今日来てることは知らなかったけどー！」
思わず瞑った目を恐る恐る開けると
額が重なり赤い瞳が目の前でこちらを見つめている。
ちょっと不満げな表情で。
『じ、ジャズ君、ココ、みんないるから』
「仲良し師団じゃん
付き合う前から割としてたでしょ？」
魔開師団の諸事情�将宗�true end 魔開師団の諸事情編7→←魔開師団の諸事情�将宗�true end 魔開師団の諸事情編5
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ジア(プロフ) - めめさん» 才能ですね笑、次回はご本人登場のはずでございます。よろしければお付き合いくださると嬉しいです♪ (10月17日 21時) (
レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - ヲ先輩の登場してないのにキモい(褒め言葉)のは最早才能ですよね（笑）とっても大好きです♡ (10月16日 22時) (レス) id: faa0bf0b2b (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - めめさん» うわぁぁぁ熱烈なコメントありがとうございますっ！とても嬉しいです！そうなんですヲ先輩登場していないのにキモさがとどまらないんです笑…応援ありがとうございます！おかげで頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (10月16日 21時) (レス) @page50 id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - うわぁぁぁ！！！好き好きです！！！（唐突な告白）ヲ先輩尊いキモさですね、、！！陰ながら応援しております、頑張って下さい！！ (10月16日 0時) (レス) id: 4aecca5e81 (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - 立花さん» ご感想ありがとうございます!長いので…なんでもいいから文字が読みたい時使っていただけたら幸いです。キリヲ君まで存じて下さるとは…笑。ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (10月7日 22時) (レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2023年8月25日 22時
