イフリート unrequited love �将�5 ページ34
スージーがチラッと目線で訴え
モモノキもそれを目で追えば
サリバンより遥か後方に
理事長を呼んだ張本人であろう
薄く開眼したダリの姿。
統括の流れる視線は泳いでいるのではなく
教師一人一人の動きを、見ている。
裏切り者を見定めている。
モ「…！」
モモノキが杖先をアトリに向け直し
スージーも体勢を戻した。
いろいろな思いが交錯する中
サリバンからアトリへの尋問が行われている。
キン！
耳をつんざく音が全員を襲った。
立っていることもままならず両耳を塞ぐ。
天井に大穴があき
巨大瓦礫と共に大柄スレンダーの音魔
元13冠アムドゥスキアス・ポロが現れた。
数言サリバンと交わすと
立て続けに不協和音を起こし
誰も動けぬ隙に
高身長のアトリが小さく見えるほど
軽々と持ち上げた。
ポロに拾われたアトリは
目線だけで力無く自分を追うAを見つけた。
ア「Aちゃん
気持ちは本当だったんだよ」
床に転がるAに
ポロに抱えられるアトリの
消え入る様な声はもう聞こえない。
ア「ポロちゃん
俺、あの子連れてきたい」
ポロはアトリをよく知らないが
消したがりの彼の欲しがりな欲が意外で
チラッと"あの子"を見た。
脳震盪を起こしているのか
動かず虚な目で横たわるA。
その上には立っていられなくなりながら
容疑者を逃がさない様に
這いつくばって覆い被さり
動きを封じているエイトがいた。
エイトはこちらを睨んでいる。
いや、アトリだけを睨んでいる。
ポ「・・・諦めなさい
あれは骨の折れる音よ」
ア「…やっぱ仲良くなれるね
俺もアンタ嫌いだよ
バイバイ Aちゃん
バイバイ イフリート先輩」
ポロがアトリを抱えて
屋根に開けた大穴から飛んで逃げた。
それをサリバンとオペラが追う。
残った教師はダリの指示に従い
ロビンだけはひっそりとポロとサリバンを追った。
マ「さ、イフリート先生」
覆い被さっていたエイトを
マーチが支えて立たせる。
先程までの鬼気迫る様は何処にもなく
茫然自失としていた。
マーチにはイフリート一族がとても軽量という質量的な意味でなく
ひどく軽く感じられた。
Aはエイトに解放されたところで
立ち上がることも
声を発することもできず
エイトの一撃がいかに重かったかを物語っていた。
ブ「安心しろ
お前たちの怪我を治すのにはもう慣れている」
静かに涙するだけのAに
ブエルが応急的な処置魔術を施した。
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ジア(プロフ) - めめさん» 才能ですね笑、次回はご本人登場のはずでございます。よろしければお付き合いくださると嬉しいです♪ (10月17日 21時) (
レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - ヲ先輩の登場してないのにキモい(褒め言葉)のは最早才能ですよね（笑）とっても大好きです♡ (10月16日 22時) (レス) id: faa0bf0b2b (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - めめさん» うわぁぁぁ熱烈なコメントありがとうございますっ！とても嬉しいです！そうなんですヲ先輩登場していないのにキモさがとどまらないんです笑…応援ありがとうございます！おかげで頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (10月16日 21時) (レス) @page50 id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - うわぁぁぁ！！！好き好きです！！！（唐突な告白）ヲ先輩尊いキモさですね、、！！陰ながら応援しております、頑張って下さい！！ (10月16日 0時) (レス) id: 4aecca5e81 (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - 立花さん» ご感想ありがとうございます!長いので…なんでもいいから文字が読みたい時使っていただけたら幸いです。キリヲ君まで存じて下さるとは…笑。ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (10月7日 22時) (レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2023年8月25日 22時
