ダリ先生、これは経費で落ちません�将� 事実編9 ページ22
ダリには教師も職員も話しかけに来て
オリアスが来たときには
「あのとき全部割れって言ったよね？」
と説教もして時間は過ぎた。
小1時間たつころ
そろそろお開きにとダリが声を出すと
教師陣は疲れも緊張もいい意味でほぐれ
みんなで片付けて仕事に戻った。
それぞれ業務にキリをつけ退勤する中
ダリもカルエゴと
今日の件の調査について打ち合わせを終え
帰宅することにした。
とは言え職員室には最後の1人。
「・・・」
何をとは言わないが期待を捨てて消灯し
ドアに手を伸ばすと
薄暗闇の中手が届く前にノブが回りドアが少し開いた。
『あ、暗い…どなたもいないかな』
まだ視認できない相手が
ドアの向こうで呟いている。
(なんで今僕は
こんなに泣きそうなんだろ)
「手、気をつけてね」
『ぇ』
開きかけて止まったドアを
ノブにあるだろう相手の手を気遣いつつ
反対側から開けた。
『い、いらしたんですね』
「丁度帰ろう…と
どうかした？」
言い切る頃に互いの姿が見えた。
両者とも鞄を手にしている。
『遅くなったんですが
できることないかと思いまして』
「僕に？」
『ええ』
「ありがとう、今日は終わるよ」
『そ、そうですか』
(《なんかぎこちない)》
「来てくれたなら、時間はいいよね」
『は、はい！』
「コーヒー付き合って？
家までは送るから」
『もちろん、あ、家までは、お疲れの』
「送る」
『はい』
もう春だし、と歩いて帰り
道すがらのベンチでコーヒーブレイク。
しかし
「寒いね」
『夜は涼しいですね』
コーヒーもカムカムに貰ったやつだから
ホットでもない。
「おいで」
抱き寄せ隙間なく座り
回した腕で肩や二の腕を
ほんのり魔術で熱を持たせた掌でゆっくり撫でる。
『あったかい、です』
首や腕が温まるくらいのこれが心地よい。
「そう？よかった」
『あの…お疲れ様、でした
本当はもっと早く言いたかったんですけど』
「ありがとう…もー疲れたよー
覚悟してたけど問題児のみんなねばるんだもん」
『ふふっすごかったですね』
緊急事態には触れず
おちゃらけるダリに聞き役のA
いつもの2人。
「エンタメとしては楽しんでもらえたかな」
『はい！…ハラハラもしました』
やはり触れずに今日を語ることはできない。
「うん、至らなくてびっくりさせちゃったね」
『そんなこと！
隣に置いて欲しいって我儘言ったのに
何も、できなくて歯痒かったです』
ダリ先生、これは経費で落ちません�将� 事実編10→←ダリ先生、これは経費で落ちません�将� 事実編8
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ジア(プロフ) - めめさん» 才能ですね笑、次回はご本人登場のはずでございます。よろしければお付き合いくださると嬉しいです♪ (10月17日 21時) (
レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - ヲ先輩の登場してないのにキモい(褒め言葉)のは最早才能ですよね（笑）とっても大好きです♡ (10月16日 22時) (レス) id: faa0bf0b2b (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - めめさん» うわぁぁぁ熱烈なコメントありがとうございますっ！とても嬉しいです！そうなんですヲ先輩登場していないのにキモさがとどまらないんです笑…応援ありがとうございます！おかげで頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (10月16日 21時) (レス) @page50 id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - うわぁぁぁ！！！好き好きです！！！（唐突な告白）ヲ先輩尊いキモさですね、、！！陰ながら応援しております、頑張って下さい！！ (10月16日 0時) (レス) id: 4aecca5e81 (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - 立花さん» ご感想ありがとうございます!長いので…なんでもいいから文字が読みたい時使っていただけたら幸いです。キリヲ君まで存じて下さるとは…笑。ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (10月7日 22時) (レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2023年8月25日 22時
