ツムルがお客さん2 ページ13
服装は店に出ることを想定してか
いつもより落ち着いて
ヘアピンで留めた前髪は…勉強の邪魔になったのだろうか。
『つむる先生っ！』
Aが駆け寄り抱きついた。
「おう」
母「コラ！」
『服ちがうね！会いに来てくれたの？服似合うね！ツムル先生！』
お休みでツムルも私服。
ふと見ると母親の"色"が落ち着いていた。
「勉強してたの？」
ヘアピンを、つんと押すと
顔を赤くしてヘアピンを取り手櫛で整えている。
その仕草にツムルは気分が良くなる。
『してるよ！毎日してるの』
「えらいじゃん」
『ツムル先生に毎日会うために…頑張るんだ』
どんどん言葉に元気がなくなる。
(自信のない、不安の色)
Aはいつも職員のアクドルで
突拍子のない行動や発言で教師陣を楽しませてきた。
ツムルはそれを子供特有の力だと思っていたが
幼い子にも性格がある。
(こいつ、真面目なんだ、素直な分)
「フルカス先生におつかい頼まれてんだ
俺わかんないから、一緒に揃えてよ」
『…わあ！たくさん！まかせて！』
客のまばらな店内
ツムルにカゴを持たせポイポイ商品を入れてレジへ連れて行く。
メモと見比べながらレジを打ち始めた。
「打てるの？」
『うん！混んでても平…気…』
「どした？」
会計を終えフルカスのメモを見て止まったA。
カランとドアベルが告げる入店合図にハッとした。
『ツムル先生また行っていい？
…じゃましないように、します』
「でかい声で先生って言うな」
『ごめんなさい…』
クラフト袋に菓子が詰め
口を折り曲げて客へ押し出すと
客は綺麗な折り目をくしゃっと握り込んで受け取る。
「…来るなと思ったことないし
邪魔したらまた叱ってやるよ」
『…！うん！』
ツムルが一歩去りかけて振り向く。
「追い込まなくていいよう"再来年"を勧めたから…肩の力抜きな、意気込みはそのままな」
『…っうん゛
あっ待って！おとくいさんはオマケ』
「いいって…え、バケツ！？
詰めすぎ、お母さんに怒られるぞ」
母「コラ！」
「ほら」
母「そんなちっさいのじゃ失礼でしょ！」
母の両手には既に特大バケツからはみ出すお菓子。
『すみません副店長！
ハイ！ツムル先生！』
「ども…」
親子の色は完全復活していた。
大荷物のせいで
帰りに寄ろうと思っていたアパレルには行けなかった。
荷物は小さくすることはできるけど
大荷物のせいで行けなかった。
お菓子主食になって続く
ダリ先生、これは経費で落ちません�将� 事実編→←ツムルがお客さん
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ジア(プロフ) - めめさん» 才能ですね笑、次回はご本人登場のはずでございます。よろしければお付き合いくださると嬉しいです♪ (10月17日 21時) (
レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - ヲ先輩の登場してないのにキモい(褒め言葉)のは最早才能ですよね（笑）とっても大好きです♡ (10月16日 22時) (レス) id: faa0bf0b2b (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - めめさん» うわぁぁぁ熱烈なコメントありがとうございますっ！とても嬉しいです！そうなんですヲ先輩登場していないのにキモさがとどまらないんです笑…応援ありがとうございます！おかげで頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (10月16日 21時) (レス) @page50 id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
めめ - うわぁぁぁ！！！好き好きです！！！（唐突な告白）ヲ先輩尊いキモさですね、、！！陰ながら応援しております、頑張って下さい！！ (10月16日 0時) (レス) id: 4aecca5e81 (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - 立花さん» ご感想ありがとうございます!長いので…なんでもいいから文字が読みたい時使っていただけたら幸いです。キリヲ君まで存じて下さるとは…笑。ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (10月7日 22時) (レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2023年8月25日 22時
