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お気に入りの服を見つけて、嬉しそうに会計をしているのを後ろで待つ僕たち。
ジョンハニヒョンはちらりと僕の顔を見てから、申し訳なさそうにため息をついた。



JH「ジュナ、ごめんな。気分転換をさせたかったのに、結局Aの買い物になって」

JN「いいよ、気にしないで」


結局、Aの買い物は長引いて、一時間はこの店にいた。ジョンハニヒョンはAに好きにさせたい一方で、僕もそれに付き合っていることに気を配り、僕に申し訳なさそうな表情を見せた。

ヒョンは優しいから誘ったはいいものの、結局面倒なことに巻き込んだんじゃないかって心配してるんだろう。でも正直、Aの買い物に付き合わされてるからって嫌な気持ちにはならない。



JN「ヒョンこそ大丈夫?疲れてないの?」

JH「あー…、うん、大丈夫」

JN「もう一時間も立ってるけど…」



普段だったら、疲れた、座ろう、帰ろうって文句ばかり言うのに。Aの前ではふてくされた様子を見せない。実際、疲れているわけじゃないんだと思う。


ツアーで自由時間があるとき、僕はホテルでゆっくりすることが多い。
でもAはジョンハニヒョンとドギョムと一緒に出かけている。


きっと普段からこうやってジョンハニヒョンと時間を過ごしているんだろうな。


ジョンハニヒョンの少し過剰な愛情に包まれて、Aは幸せそうだ。
そんなAを見ていたら、僕もうれしい。




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「はあ…いっぱい買った!じゃあ次はジュナの行きたいところに行こう」

JN「あ、えっ…僕は特にないよ」

「そう?…じゃあもうそろそろお昼だし、今日は久しぶりに中華料理食べようよ」

JH「いいんじゃない?あ、でも辛すぎたらオレら食べられないって」

「でもせっかくだし。頼むのは辛いものだけじゃないでしょ」




そうでしょ?とAは僕の顔を覗き込む。

Aは優しい。僕がなにを言っても大体反応してくれるし、一人にならないようにそっとそばにいてくれる。



JH「Aは辛いもの食べられないだろ?」

「そうだけど、大丈夫でしょ?」

JN「うん。辛くない中華料理もあるよ。僕はただ辛いのが好きなだけで」

「ほら〜、それなら決まり。ジュナがおすすめの中華料理さん教えて」



ニコニコ笑って、僕の腕をつかむ。こうやってAは、みんなに優しさを配ってくれる。


だから僕はAといる時間が好きだ。


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作者名:ジェンガ x他1人 | 作成日時:2020年7月18日 12時

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