9.安息地 JN ページ35
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Aとは時々中国語で話す。彼女はデビューしてから、中国語を一生懸命勉強したので、日常会話程度なら、僕とミンハオと問題なく話せる。
今日は久々のオフ。仕事があるメンバーもいたけれど、ほとんどのメンバーが仕事がなく、すでに出かけた人もいれば、これから出かける人もいる。
Aはまだ着替えてないから、出かけないのかな。
「今日はなにするの?」
JN「いつもと同じだよ、携帯いじっておしまい」
「たまには出かけたら?」
JN「でもAだってほとんど出かけないじゃん」
「そうだけど…」
苦笑いを向けられる。一日中家にいることが多いけど、それが苦痛ではないし、むしろ自分にとってはヒーリングになる。
リビングでそんなことを話していると、ジョンハニヒョンがやってきた。部屋着を着ていないから出かけるつもりなんだ。
JH「A、そろそろ出かけるよ」
「あ、うん」
どうやらAはジョンハニヒョンと出かけるらしい。
なんだ、Aも家にいると思ってたのに。一緒に携帯いじりながら、映画観たり料理を作ったり、中華料理を頼んでもいいなあなんて考えたのに。
JN「<一緒に出かけるの?>」
ジョンハニヒョンがいるのに、中国語を話し始めたオレにAは驚く。
「<オッパが服買いたいって言うから>」
JH「ちょ、中国語で話すのやめて」
「あ、ごめんなさい。…じゃあジュナも一緒に行こうよ。ね、オッパ」
JH「うん、久しぶりに出かけよう」
ジョンハニヒョンは優しいから、絶対に嫌な顔をしない。ヒョンがAのことが好きなのは、本人以外全員知ってるけれど、決して独り占めをしようとして他人を傷つけたりしない。
JN「あー……僕が行っちゃうと邪魔しちゃうでしょ、いいよ」
JH「なに遠慮してんの、ほら早く準備して。Aもまだ準備し終わってないんだから」
「はーい」
Aはバタンと冷蔵庫を閉めて、早足で部屋へと戻る。僕もヒョンに促されるまま、支度をさせられた。
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作者名:ジェンガ x他1人 | 作成日時:2020年7月18日 12時