呪いという被害の現状 ページ15
虎杖は病室のドアを叩く
佐々木「虎杖……」
「井口先輩……どんな具合っすか?」
「大丈夫…ってお医者さんは言ってたけどまだ意識が戻ってないの私の
私が夜の学校なんて誘ったから……信じられないと思うけど変な化物が襲ってきて
私も捕まって」
井口と佐々木は、幸いなことに生きていた。
「……信じるよ アイツらは化け物じゃなくて呪いなんだ あの指は特級呪物って
言って呪いを寄せたり強くする効果があったんだよ」
「……虎杖?」
「だから悪いのは先輩じゃなくて、アレを拾ってきた俺だよ、ごめんな
でも大丈夫 明日には井口先輩治せる人が来てくれるから。悪い先輩
俺行かなきゃならない所あるんだ バイバイ」
虎杖と五条は、病院近くのベンチで話していた
「……亡くなったのは?」
「爺ちゃん でも親みたいなもんかな」
「そっか、すまないね そんな時に……で、どうするかは決まった?」
「……こういうさ呪いの被害って結構あんの?」
「今回はかなり特殊なケースだけど、被害の規模で言ったらザラにあるかな」
それもあるし、と五条は続ける
「呪いに
死体が見つかれば、まだマシってもんだ
するとなれば、
君がそうならないとは言ってあげられない
ま、好きな地獄を選んでよ」
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作者名:神樂颯稀(Macoron) | 作成日時:2021年9月29日 19時