みんなお前が大好きだってこと！(仮)【鬼滅の刃】 (ページ5)

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羊の番に狼。②【現代】煉獄side ページ5

ある日の休日。

楽しみにしていた久しぶりのデートを断られ、俺は時間を持て余していた。

どうやらAは休日だと言うのに、病院で実習があるらしい。

しかしその病院は、俺の家からもそう遠くない…………。

「遠目に見守る位ならかまわないだろう！」

そう思い、俺は出かける支度をした。

────────

Aの実習先である病院に来てはみたものの、広くてどこに彼女がいるのか分からない。

もうすぐ昼時だから、食堂に来るだろうか…

俺も腹が減ったことだ。

昼食を取りながらAを探す事しよう。

食堂に来た俺は、ランチメニューの中の意外と本格的なカレーに夢中になる。

あまりの旨さに３皿もおかわりしてしまった。

最後に口直しのらっきょうを口入れると、後ろの方から聞き慣れた声がするのに気付く。

！？

振り返れば少し離れた所に、Aの姿が見える。

どうやら友人とランチを食べているようだ。

初めて見るその友人とAは随分親しいようで、お互いの食事を一口ずつ食べさせ合っている。

女性同士だと、こうゆう事は良くあるのだろう。

暫くその様子を眺めていると、Aが俺に気付いたようだ。

「…杏寿郎？！」

俺は自分の皿をささっと片付け、彼女の座るテーブルまで行った。