夕影に燃ゆる・救済編【鬼滅の刃】【煉獄杏寿郞】 (ページ12)

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epilogue ページ12

＿＿＿夕焼けの中、天元さまの手をとって歩く。

長い間、私を妹のように育て、見守ってくれてきた大切な人。

これから先もきっと、彼との縁は切れること無く続いて行くだろう。

「A、派手にっ、綺麗だなぁ…」

『ちょっと！恥ずかしいから泣かないで下さい！！元柱ともあろう人が、笑われますよ！』

そう言ってたしなめるが、本当は彼の気持ちが嬉しくて堪らない。

こんなにも、私の事を思い、幸せを喜んでくれているのだから。

天元さまに引かれ、私が向かうのは…

「A！」

『杏寿郞さまっ！』

もちろん、

鬼殺隊炎柱、煉獄杏寿郞さまの元だ。

『外で待っていてくれたんですか？？』

「うむ、待ちきれなくてな！」

そう言って笑う杏寿郞さまは、黒紋付きを着込んでいる。

『素敵ですね。』

私がそう言うと、照れたようにして返してくる。

「Aの美しさには及びまい。」

赤く染まるその頬は夕陽のせいか…

「宇髄。Aを、必ず幸せにする！」

「あたりめぇだっ…！」

そう言って天元さまは、繋いでいた私の手を杏寿郞さまへと差し出す。

その手を取った杏寿郞さまは、優しく微笑えみ、私を煉獄家へいざなう。

今日、私は愛しい彼の元へ嫁ぐ。

この先私達にどんな未来が待ち受けようと、
今この瞬間の幸せは、決して色褪せることは無い。

『杏寿郞さま。

心から、愛してます。』

そうして引き寄せられるように口付けた二人の姿を、

夕影が照らしてくれた。

Fin…

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【あとがき】
原作軸でハッピーエンドまで書き終わりました！
この救済編は、もともと書くつもり無かったのですが、実際書いたらこっちの方が気に入ってたりします。
可愛い無一郎くんを、あて馬のようにしてしまったのはすみません。
頑ななうちの煉獄さんの気持ちを、どうしても煽って欲しかったのです。
とゆうことで、私のMVPは無一郞くんです！
また今後、そんな無一郞くんと二人の絡みも書けたらなと思っております。

ここまで読んで下さった皆さま、私の個人的な妄想にお付き合いくださり、ありがとうございます。

また、評価、お気に入り登録して下さった方も！本当に励みになります！！

そしてまだまだ続くこの先のお話にもお付き合い下さると、ものすごく嬉しいです。

それでは、長々と失礼しましたm(__)m

mina