実際の風磨君はツンがなくデレデレです

風磨君の誕生日 ページ23

貴方side



ないないないない！







来るわけないよねっ






でも、じゃああれは誰なの？




あたしが疲れてるだけかあっ！




「ねっ…(人1)…!」





後ろにいたあたしの仲のいい子が話かけてきた







あ「何？」






後ろを振り向くと、すごく焦った顔で見ていた






友「あんた窓見た？」






あ「あぁ、見たよ
なんかあたし疲れてるのか、さっきから風磨の錯覚が見えるんだって」






冗談まじりに言った







友「本人だよ！あたしにも見えてるからっ」



え、あたしだけじゃないの！？やばっ、皆にバレる前に行かなきゃ！






ガタッ





あ「先生っ！頭痛くなったので今日は帰りますっ」





先「おっ…おお…」





皆の視線を浴びる中、鞄を持ち、急いで教室を出た









補習の人しか来ないから誰もいない廊下はとても走りやすかった







ヤバイ！ヤバイよっ！
急がなきゃ
あいつの事だから直ぐバレそうな行動しそう







広いと感じてた大学内も走るととても早くつく





気づいたら靴箱にいて、でもスリッパのまま外をでた






あ「風磨！」








振り向いたのは……







やっぱり風磨だった







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