78 ― 懐かしい場所 ― 3/11 ページ1
潤と連絡を取らなくなってからいつのまにか4か月も経ち、
6月になっていた。
仕事が忙しかったからあっという間といえばあっという間だったけど
そばにいてくれた人がいなくなって、仕事中心の色を無くした生活。
付き合ったのは半年だったのに、
彼の存在がどれだけ大きかったのかを思い知らされる。
桜さんと一緒に申し込んだワクワク学校は当たらなくて残念だったけど、
いつになったら彼のことを忘れられるのか出口の見えない状況で
生身の潤に会えなくて良かったのかもしれない。
.
立て込んでいた仕事がいろいろ片付いて、久しぶりに19時に退社できた月曜日。
せっかく早く帰れたから洋服でも見にいこうかなとぶらぶらと街を歩いていたとき、
ふと、前に元カレとよく行ってたバーが目に入った。
別れてから一度も足を踏み入れてなかったそのバー。
マスター元気かな？
一人でいるのが寂しくて、なんとなく寄ってみることにした。
.
カラン
ドアに取り付けられてるベルの音が懐かしい。
店内は少し入れ替わったものもあるけど、
マスターの人柄そのままの優しくて暖かい雰囲気は変わらない。
マ「いらっしゃいませ。
・・・え？
Aちゃん？！」
マスターはお店に入ってきた私と目が合うなりびっくりした顔で私を見つめる。
もう何年も来てないのに、名前覚えててくれたんだ。
「ご無沙汰してます。
覚えててくれたんですね。」
マ「忘れないよ！
うわー、久しぶりだね。
一人？」
「はい。」
マ「ここ座って！！」
私のお気に入りだった一番奥のカウンター席。
そんなことまで覚えててくれるなんて
ご無沙汰しちゃったのが申し訳ない。
時間が少し早いからか、まだいくつか席は空いていたけど
予約も入れてないのにこの席が空いてるなんてラッキーだ。
マスターがメニューとおしぼりを置いてくれる。
マ「夕食まだだよね？
とりあえず、いつものでいい？」
「お願いします。」
メニューを見てるうちにポテトサラダが添えてあるグリーンサラダがでてくる。
ほどよくお腹にたまるのが良くていつも一番最初に頼んでたメニュー。
「うわー、懐かしい。」
マ「ふふふ、食べて、食べて！」
追加で他のお料理とお気に入りだったマスターのオリジナルカクテルを頼んでから、
サラダをいただく。
懐かしい味に昔の記憶が甦った。
.
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なな♪(プロフ) - madelaineさん» ありがとうございます。<(_ _)> 楽しんで頂けて嬉しいです。 次のお話も楽しんで頂けるといいなぁ。*^-^* こちらにお知らせ入れますので、もう少しお待ちください！ (2020年10月26日 14時) (
レス) id: 6f76462c2d (このIDを非表示/違反報告)
なな♪(プロフ) - りえさん» ありがとうございました！ 私の場合、お話を書きたいというよりは、潤君を幸せにしたくて書いてるだけなので、私の作品はすべてハッピーエンドです。(笑) 次のお話もこの続きなので、もう少しお待ちください！(^o^)/ (2020年10月26日 14時) (レス) id: 6f76462c2d (このIDを非表示/違反報告)
なな♪(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！*^-^* 37歳のハピバもこちらの二人ですので、もう少しお待ちください。←まだ下書き真っ白だけど(笑) 頑張りまーす！p(^-^)q (2020年10月26日 14時) (レス) id: 6f76462c2d (このIDを非表示/違反報告)
なな♪(プロフ) - mominoさん» 最後までお付き合い頂きありがとうございました。*^-^* 楽しみにして頂けて嬉しいです。(≧▽≦) 37歳のハピバもこちらの続きです。もう少しお待ちくださいね！(^o^)/ (2020年10月26日 14時) (レス) id: 6f76462c2d (このIDを非表示/違反報告)
madelaine(プロフ) - とっても楽しみに拝見していました。次のお話も待ってます。 (2020年10月14日 20時) (レス) id: 150f776925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nana2011/
作成日時：2020年3月11日 20時
