episode 6 ページ6
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家に戻るなり私が料理を作る支度をしてると
JN「夏帆、僕が料理します!」
そう言ってキッチンに来たソクジン
「え?料理できるんですか?」
だいぶ失礼なことを聞いたのにソクジンくんはニコニコしながら慣れた手付きで料理を始める
JN「夏帆は座っててください」
そう促されてからもうかれこれ30分は経ったはず
「マル〜おいで〜いい匂いしてくるね〜♪」
JN「完成しました!」
時刻はもう21時になろうとしてる、休日にしては少し遅めの晩ご飯
テーブルにはフレンチレストランに出てきそうなものばかりが並べられていて私は目を輝かせた
「これ全部ソクジンさん、あ、ソクジンが作ったんですよね!?」
今にもエッヘン!って言いそうな顔で私を見るから
「凄いです!ありがとうございます!」
急いで箸などの準備を始めて二人並んで食事を始めた
「わあ、これも美味しい!」
「こっちも美味しい!!」
「こっちも!!」
ソクジンは私が食べてる所を嬉しそうに眺めるから
「早くしないと全部食べちゃいますよ(笑)」
冗談交じりに言えばソクジンもだいぶお腹すいてたのかかなりのハイペースで食べ進めた
いつぶりかな、こうやって誰かとご飯を家で食べるなんて
「それにしても不思議です、料理も出来て気遣いも出来て素敵な方なのに私の家の前で寝てるなんて」
私が何気なく言った言葉にソクジンは顔を暗くした
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作者名:叶芽 | 作成日時:2019年11月4日 12時