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ドラマは大学に通う4人を中心に話が進む。主人公の人とヌナは高校から仲が良くて、ヌナの幼馴染役の俳優さんと、ヌナの相手役の、今ヌナにメッセージを送っている人。ヘチャニヒョンが暴れていたのにはちゃんと理由がある。その人がヒョンたちと同い年で、なんだか少し、ジェノヒョンと似ていたからだ。
ファンとしてと言っていたけれど、きっとそれって少し違う。さっき少しだけ見てしまった文章は、ご飯に行きたいとかまた2人で話をしたいだとか、「2人きり」を欲していたから。テヨンイヒョンが前に「Aは優しいから危なっかしい」なんて言っていたけど、今ならちょっとだけ、その気持ちが分かる気がする。
『…その人より、』
「うん？」
『その人よりきっとジェノヒョンの方がかっこいいと、思う』
「ジェノ？確かに同じくらいの身長だったけど…」
『じゃあ僕の方が背が高いですね』
「そうだね、昔はわたしの方が大きかったのに」
クッキーが口元まで運ばれて、口を開けばチョコレートの味がする。ヌナから見たら僕たちはいつまでも可愛くて小さな子供のように見えているかもしれないけれど、僕たちがヌナを守れない訳じゃない。
『ドラマ楽しみにしてます』
「本当？ありがとう」
『でも、あんまり相手の人と近いと、ちょっと嫌、かも』
クッキーを手に取って、今度はピスタチオの味がした。僕たちだけのヌナでいて欲しいなんて願うのは、すごくわがままなことなのかな。言った途端に恥ずかしくなってドーナツに手を伸ばしたら、その手はヌナに掴まれてしまった。
『…ヌナ？』
「やっぱりそうだよね」
『な、なにが？』
「わたし、チソンたちより大事な子、他にいないの」
後で返しておくねと言って、携帯が鞄の中に入れられた。おいでと言われて少しだけ距離を詰めたら、頬を撫でてくれた。結局、大きくなってもいつまでも、Aヌナの手が恋しい。こっちに歩いてくる足音が聞こえてヌナと一緒に見てみたら、テヨンイヒョンがひらひらと手を振っていた。
「A〜僕ここまでって聞いてなかったよ〜」
「何が？」
「ドラマ、相手の人と近過ぎない？」
ヒョンが見せてくれたドラマのワンカット。ヌナの頬に、手を添えている相手の人。ああこれはまた、後でヘチャニヒョンが暴れそうだ。小さなチョコレートの箱を貰ったから、それをヒョンにあげるとしよう。
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奈胡（元jen）(プロフ) - 品があって優しくて儚くて…何度もいろんなメンバーとのやり取りを読み返しています これからも楽しみにしています⭐︎ (4月30日 2時) (
レス) @page32 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
yom(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» ありがとうございます🥹これからも頑張ります❕ (8月11日 21時) (レス) id: 0ce65e6476 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 何ですかこの素晴らしい世界観は！！！！！主人公へ向ける感情などが伝わってきて最高です！！！続き待ってます！！！！ (8月11日 12時) (レス) @page10 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yom | 作成日時：2023年6月28日 18時
