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「そうなの？俺聞いてないよ」
「1番最初はそうだったってだけ。わたしもよく分からないの」
パスタ冷めちゃうよと、Aの方を向いていたウィンウィンの頬に触れて、前に向ける。Aが食べていたサラダは少ししか無かったから、暖かいスープを頼んでAの前に置いてもらう。Aの好きな、トマトのスープ。
『ジョンウが、Aと仲良くなりたいって』
「本当？嬉しいね」
「連絡先教えたんじゃなかった？」
「うん、でもあんまり連絡返せてなくて」
初めて全体でのプロジェクトを聞いた日、ぎゅっと隣で固まっていたジョンウが、オッパ〜と言いながらこっちに来たAにAさん！と話しかけて、今度一緒にご飯行こうねと約束をしていた。ヌナと言ったジョンウの目がキラキラとしていて、じっと携帯を見つめていたことは、まだ言わないでおく。
「あ、ユノだ」
「ジェヒョナ？」
「今どこにいるの〜だって」
ご飯を食べて、会社まで帰る間のカフェでコーヒーを３つ買う。エレベーターの扉が開いた先にはジェヒョンがいて、手を振ったAの手をきゅっと握る。Aのことがあってから2人がより一層Aから離れなくなって、Aが潰れてるよとジャニヒョンに呆れられていた。
「どこ行ってたの？」
「ご飯食べてたの〜これあげる」
「チョコ？」
「好きでしょ？あとこれありがとう」
帽子をジェヒョンに被せて、遠くからマネヌナが呼んでいる。今行きます！と言いながら、また後でねと振り返る。手を振り返していたら、ジョンウがエレベーターから降りてきた。
「クンヒョン！」
『わ、びっくりした』
「あ、今A行っちゃった」
「ヌナ？」
「A、あんまり連絡返せなくてごめんって」
「全然気にしてないのに…」
コーヒーをあげたらありがとうと言って、全体での練習がもうすぐ始まる。少しだけ背中を押しても、誰も怒らないかな。Aがくれたチョコレートは甘くて、アメリカーノがよく似合う。
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奈胡（元jen）(プロフ) - 品があって優しくて儚くて…何度もいろんなメンバーとのやり取りを読み返しています これからも楽しみにしています⭐︎ (4月30日 2時) (
レス) @page32 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
yom(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» ありがとうございます🥹これからも頑張ります❕ (8月11日 21時) (レス) id: 0ce65e6476 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 何ですかこの素晴らしい世界観は！！！！！主人公へ向ける感情などが伝わってきて最高です！！！続き待ってます！！！！ (8月11日 12時) (レス) @page10 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yom | 作成日時：2023年6月28日 18時
