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ストローをかき混ぜながら考えているけど、多分今みたいな顔の一瞬をジェノは見かけて、難しそうな顔と言ったんだと思う。
ここに組み込まれる前はふわふわと笑っている顔を見る方が多かったけど、最近はなんだか、誰よりも大人びた顔をしているか、ぎゅっと口を閉じたまま、何かを考えている顔をしているか、その方が多かったりする。
『Aヌナ』
「うん？」
『やっぱりご飯を食べたら、僕について来て』
「この後？」
『まだスケジュールある？』
「今日はないけど…」
『じゃあ決まりね、いただきます』
髪を切ったら、顔が良く見えるようになった。みんなが思っているよりも、このヌナはころころと表情が変わる。それを見ていると嬉しいのだ。泣いている時よりも、笑っている時の方が、絶対に綺麗だから。
お店を出て、会社に入った瞬間に手を取って走り出す。ジェノに連絡をしておいたから、ドアを開ければみんなが揃っていた。ヘチャンがヌナ！と言えば、一斉に顔がこっちを向いた。
「ヌナ！会いに来てくれたの？」
『ロンジュニたちと話したいんだって』
「ロンジュナ？仲良いの？」
「あ、えと、」
マクヒョンと話していたロンジュンを引っ張って来て、それとは反対にヌナは俺の後ろに隠れる。昔俺たちに人見知りしていた時みたいに、瞬きをするたびに睫毛が音を立てるように揺れる。
「Aさんが僕に？」
「あ、こんにちは…？」
「こんにちは、チソンたちからよく話は聞いてます」
「…そういうこと？」
「はい？」
「ウィンウィンに仲良くなれそうな言葉を教えてって言ったのに、話せばわかるよしか言ってくれなくて」
「Aさん、ウィンウィニヒョンは意外といたずらが好きなんだよ」
「そうなの？」
「うん、あとヌナって呼んでも良いですか？」
きゅっと握られた手を見つめて、少しびっくりしてたけど、前のようにふわりと笑う。チョンロともゆっくりだけど話をして、練習が始まる頃には腕にぴたりとくっ付いていた。ヘチャンが少し拗ねるくらいに。
「ヌナ楽しそう」
『俺たち可愛いからね』
「可愛い？」
『そういえば、ジェノが見かけた時はご飯悩んでたんだって』
「え？この前？」
『ヌナも可愛いね』
明日は差し入れ持ってくるねと言って、マクヒョンと目を合わせる。途端にヒョンは弟の顔になって、ヌナの耳に顔を寄せる。ヘチャンがまた、少しだけ面白くない顔をした。
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奈胡（元jen）(プロフ) - 品があって優しくて儚くて…何度もいろんなメンバーとのやり取りを読み返しています これからも楽しみにしています⭐︎ (4月30日 2時) (
レス) @page32 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
yom(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» ありがとうございます🥹これからも頑張ります❕ (8月11日 21時) (レス) id: 0ce65e6476 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 何ですかこの素晴らしい世界観は！！！！！主人公へ向ける感情などが伝わってきて最高です！！！続き待ってます！！！！ (8月11日 12時) (レス) @page10 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yom | 作成日時：2023年6月28日 18時
