John-hoon 君のそばに 1章 (ページ9)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:6,221 hit

目が覚めたら、そこは… ページ9

ここはどこだろう・・・

ベットから起き上がって、部屋の外へと出た。

するとテレビの前にあるソファで横になっている人を見つけた

服装も違うし眠っていたのでジョンフンだとは最初分からなかった

だから少し顔を近づけて覗きこんでいると

突然目が開く

私はびっくりしてその場に座りこんでしまう

「わっ！」

ジョンフンはゆっくりと身体を起こして無表情のままテレビのスイッチを入れた

ＪＨ「・・・・・」

「ジョンフン…私…」

するとジョンフンは怒った顔で軽く私の頭を叩いた

ＪＨ「何やってんだよ！急に倒れるからビックリしたんだぞ！？ろくに食べてなかったんだろ？！」

「――あ…そういえば…」

倒れた私を抱えて、すぐ近くのジョンフンの部屋へ運んた事

そして医者を呼んで診てもらった事を教えてくれた

ウォニオッパの死のショックから何日も食事をしてなかったな・・・

そんなことを考えていたらジョンフンがキッチンで何かを作りはじめてた

「…？何作ってるの？」

ＪＨ「いいから黙って座ってな」

ジョンフンは料理が苦手なことで有名だった
それでも彼は何かを作ってる

しばらくしてジョンフンが鍋をもったまま近づいてくる

ＪＨ「ほらっ全部食べろよ！」

「え？」

蓋を開けて中を覗いてみるとインスタントラーメンだった

「ところで…このまま食べるの？」

テーブルには箸しかない

ＪＨ「ん？普通だろ？」

「――……」

ここ一応日本だし…韓国だったら普通にある光景だけどさ…

まぁそれ以上何も言わなかったけど

味は…おいしいとは言えない…、どうやったらこんな味になるか…

「―――ありがと…」

ジョンフンの深い温もりを感じた

少し話した後、帰る準備をしいていると
彼は奥の部屋でゴソゴソしていた

私が玄関で靴を履いていると急いで駆け寄ってきた

ＪＨ「ほらっ」

「ん？」

1枚のＣＤをくれた。ジョンフンは頭を撫でながら

ＪＨ「何かあった時、そのＣＤ聴いてみて」

そう言ってケースに入ったCDを手渡してくれた

「…うん、ありがと。それじゃーね」