John-hoon 君のそばに 1章 (ページ4)

今日:28 hit、昨日:0 hit、合計:6,242 hit

John-hoon ページ4

彼が韓国で有名な「ＵＮ」というユニットで活動しているジョンフンだった

日本語を覚える必要があったのは彼らＵＮが日本デビューのためだった

私は普段勉強ばかりしていたからそういうことには疎かった

試しにウォンの妹ソアンに彼の事を尋ねてみると黄色い歓声があがった

「(そんなに人気あるんだ…)」

ジョンフンに日本語を教える初日
言われた通りジョンフンがいる場所に行くと

そこはレコーディング会場だった

ちょうど日本で発表するファーストシングルのレコーディングを行ってる最中だ

『こんにちわー……』

ＪＨ『あっこんにちわ』

最初の頃はＵＮの二人共相手に日本語を教えてた
でも次第にジョンフンだけを教えていくようになっていった
ジョンフンのソロ活動が増えていったせいもある

けど、そのせいもあってかジョンフンとかとても親しくなれて

ジョンフンも時間が空いた時には私にも勉強を教えてくれていた

周りから見れば、その姿はまるで兄妹のように見えたんじゃないかな？

『それじゃーまた明日』

ＪＨ『おう、ありがと。気をつけて帰れよ』

ある日、いつものように日本語を教えて帰る際、建物を出てすぐあたりで
知らない男性に声をかけられてついていきそうになっていた
それを偶然にも上の階で窓から外を覗いていたジョンフンが気付いて
助けにきてくれていた

ＪＨ『ユナ！なにやってんだよ』

『へ？』

ＪＨ『来いよ！！』

ジョンフンは私の手首を掴むと建物の中に戻った

ＪＨ『なにやってんだよ。なんであんなっ！明らかに危ない感じの奴だろ？！』

『ごめん…なさい』

ＪＨ『子供じゃないんだから、知らない奴にはついて行くなよ？分かった？』

『うん…わかった』

この後も散々ジョンフンにはﾌﾞﾂﾌﾞﾂと言われた
でもこの時からかな…
ジョンフンの事
意識し始めたのって…

別に付き合いたいとかそういう気持ちじゃ全然ない

ただただ…自然と一緒にいる事が嬉しかったし

韓国に来てよかったって思えて毎日が楽しかった