John-hoon 君のそばに 1章 (ページ14)

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記者ページ14

それから1時間が過ぎて２次会へ移動する事になった

私はこの時ジョンフンがわざわざこのためだけに韓国から戻ってきた事を知る

「――え？韓国から来たの？」

ＪＨ「うん、時間の調整とか難しくてさ…だから遅れたんだ」

会場の外へ歩きながら

「―――無理しなくてよかったのに…」

ＪＨ「ん？けど来なかったらA一人になってただろ？」

「それはそうだけど……」

すると私達の方へカメラをもった人達が近づいてきた。

彼らは韓国メディアの人だった

ＪＨ「――先行くから」

そう言うジョンフンの横顔はいつになく険しい表情で記者の方へ向かった
そして記者が口に出した内容に驚いた

「(どういうこと？…ジョンフン・・・)」

驚いていると私に気づいた記者と一緒にいたカメラマンが私に話しかけてきた

カメラマン『すいません、ジョンフンさんとはどういった関係で？』

咄嗟に韓国語が分からない振りをした

そうしてたらジョンフンが戻ってきて

ＪＨ「いこう！」

手を握ると会場前に待機していたタクシーに乗り込んだ

ジョンフンはしばらく手を握ったまま口を閉ざしていた

だから思い切って尋ねてみた

記者が最初に言っていた事を…

“事務所の事”

「――ねぇジョンフン…あの人たちが言ってた事って…」

しかしジョンフンはただ

ＪＨ「大丈夫だよ」

と笑顔で言うだけだった

私にはもうそれ以上聞くことは出来なかった

ＪＨ「迷惑かけれないから、これで帰るね」

「なんか…ごめん」

それから私を二次会の場所へ送ると、そのまま韓国へ戻っていってしまった

複雑な気持ちのまま
２次会の会場に入ると友達から質問攻めに遭った

友人「あれ？彼氏は？！えーもう帰ったの？」

友人「ちょっとA！どこで知り合ったの！？」

友人「紹介してよー！」

とりあえず韓国の人だということだけ言ってその場を逃れた