John-hoon 君のそばに 1章 (ページ2)

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はじまりページ2

韓国の文化に興味を持ち、ホームステイをしながら高校卒業までの3年間

ソウルの某高校に通っている私、園田A。

ホームステイ先のパクさんの家庭には子供が二人いて、私と同じ高校に通う兄のウォンと

その妹ソアン

二人はとても仲がよくて優しいけど、私が最初家に現れた時は特にウォンが

私と話したがらず、ずっと一定の距離をあけていたけど次第に会話をするようになって

今では家族の中で一番仲が良い人物です

私が卒業まであと1年となったある日
いつものように学校に行き、いつものように授業を受けていた時

突然、呼び出しの放送がかかった

{パク・ユナ！パク・ユナ！至急職員室までっ}

韓国にいる間はホームステイ先の名字を名乗っていた

私が職員室に現れると神妙な面持ちで待っている先生がいた

先生『おーパク来たか、ちょっとこい』

先生はそう言うと私を応接室へ

『あのぉ…私何かしましたか？』

先生『いいから入れ』

不安になりつつも応接室の中に入ると
中には明るく少し癖のかかった髪をした私よりも年下のような男子が座っていて
彼の後ろにはスーツを着たサラリーマン風な男性が立ち

席に着くと、ゆっくりと話し始めた

男性『はじめましてパクさん。イ・ダランと言います。彼はキム・ジョンフンです』

『はぁ…初めまして……』

イ『今回伺ったのはですね。彼に日本語を教えてもらいたい』

『…え？』

満面の笑顔でそう言う男性が
とても不気味だった