未練、想い【五条悟】 (ページ44)

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…………

どれくらい寝ただろうか。
まだ体が重い。

…やば、めっちゃ汗かいてるし。

時計を見ると14時。寝過ぎた？

五条は学校か。

ふと携帯をみると、起きたらすぐ電話するようにメッセージが来ていた。

『……もしも「A？！」そうだけど、』

「体は？大丈夫？お粥とリンゴテーブルの上で、椅子に着替え置いてあって、あと水！水もテーブルの上にある！お風呂はシャワーだけだよ、あ、お粥とリンゴは1年からの差し入れだよ、さっき硝子が様子見に来てくれて……」

『落ち着いて、領域展開した？』

「……してないけど。どうしたの？まだやっぱりしんどそうだね、休まないと。」

いや、情報量多すぎ。リモート無量空処か。

「わっ、悠二いま僕が、先生ー！お粥食ったー？」

『あれ虎杖くん？』

「お粥みんなで作ったんだ！リンゴも切った！うさぎ！…ちょっと貸しなさい、Aさん体調良くなった？早く学校きてね。…はい伏黒、……早く良くなってください。会いたいです。」

「うっわ伏黒がデレた！」「…お前らな、」とか電話越しに楽しんでいるのがわかる。

「A、この授業終わったら帰るからさ、ゆっくりしてて。」

『みんなありがとう、五条もありがとね。待ってる。』

そう言い電話を切る。

重い体を引きずるような感覚。

テーブルには「早く良くなってね！1年より」とメモが貼られお粥が盛られた茶碗と、綺麗なウサギから不器用なウサギ、個性のあるウサギが並んでいた。

『…美味しい。』

五条に言われたことを思い返す。

…帰ってくる前にシャワー浴びよう。

『あ、これかな。』

椅子の上には私の服が置いてあった。
…下着は真ん中に挟まれている。

「ショーコちゃんが用意しました、貸し1です。
ちなみに往診もしました、貸し2です。足して10ね。」

とメモ。

なんでやねん、と心で突っ込みながらシャワーを浴びる。

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もうすぐ続編へ移行します。
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