未練、想い【五条悟】

・最悪 ページ26

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ズキズキする頭を支えながら起き上がる。

時刻は12時。


テーブルの上には空き缶や空き瓶がたくさん並んでいた。

何も思い出せない、硝子からテキーラもらってそれから……やっぱり思い出せない。


水を飲もうと思って冷蔵庫を開けたけど入ってない。
やだなー、仕方ない。自販機まで買いに行こう。





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ーｶﾞｺﾝ


自販機で水を買った。昨日の事が途中までしか思い出せない。

五条には何もしていないだろうか、硝子と夏油は何も言っていないだろうか、グルグル考えるけどわからない。




「Aさん…？」




呼ばれて振り返ると練習中？と思われる乙骨くんがいた。




『…コンニチハ…授業ないのに熱心ダネ……』

「どうしてカタコトなんですか？」




近寄ってくる乙骨くんに対して1歩ずつ後ろに下がっていく。
昨日シャワー浴びてないし酒臭いし近寄らないで！




「え、なんか避けられてますか？」

『そうじゃなくて、昨日…お風呂入ってなくて、寝落ちしちゃって…避けてないよ、ごめんね。』

「体調悪そうですよ、家入さんのところ行きましょう。」

『大丈夫！ね、平気だから！』




一緒についていくと言わんばかりに手を差し出される。

体調悪そうなのは飲み過ぎなだけです……




「高菜ー！」

「憂太ー、練習再開すんぞー。」




ナイスタイミングで狗巻くんとパンダくんが迎えに来てくれた。




『ほら、もういいから、行ってあげて。』

「ねー！みんなこっち来てー！」




最悪、2年ズが走って来た。




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