未練、想い【五条悟】 (ページ24)

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「「乾杯！」」

グラスのぶつかる音。
五条と私はジュース。

硝「なんでAお酒飲まないの。」

『え、みんなで潰れたら任務入ったらどうすんの？』

夏「私は酔わないし、悟も飲まないよ。」

「さあ飲みなって、」と硝子のグラスを口につけられて流し込まれる。

『……テキーラじゃん』

硝「ふふ、大正解。」

グワングワンする頭。

もう一口飲んだら何杯飲もうが一緒だ、飲んで忘れてしまえ。

『五条も飲んで一緒に潰れよ、』

五「全く飲めないのにそれ言わないで？アルハラだよ。」

硝「五条知ってる？A酔うとすごいよ。」

『それ昼に謝ったから言わないでよ…』

硝「道端で寝るし、知らない人について行くし、泣くし……。」

五「なにそれー、もっと詳しく聞きたい。」

夏「何度夜を共に過ごしたことか。」

五「は？？え、それどういうこと？？」

あれよあれよと酒癖の悪さを五条の前で暴露される。

もう知らない、飲んで忘れてしまえ。

五「そんなに飲んで大丈夫？やばくない？」

居た堪れずコップに入ったテキーラを飲み干す。
そして記憶はここまで。

ああ、怖い。

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ー五条sideー

しばらく飲み続けて、Aは最初の1口飲まされてから自分で飲み続けていく。

僕の知らないAが意地悪な同期達によって晒されていく。

『しょーこ、大好きだよずっと居なくならないで…』

硝「激重、ここにいるよ。」

サラリとAの頭を撫でる硝子。イケメンか。

完全に出来上がったAをクスクス笑ってる傑。

夏「Aは今なにがほしいの？」

『ハイボールとしょーこ。』

硝「今日は私かー、うぜー。」

五「飲み過ぎじゃない？水持ってこようか？」

『…五条優しいと槍が降る、水よりハイボール。』

傑と硝子は飲み物を吹き出して、Aも一緒に笑ってる。

『ごじょ…、ごめんね、ずっと後悔して死んじゃいたいよ、』

五「え、うん、急だね。この間話したじゃん。僕の方こそごめん。死なないで。」

今度はワンワン泣き出すAをみて、「夏油帰ろ、五条あと頼んだ。」と硝子に言われる。

「明日は2人とも休みだろ？ゆっくり積もる話でもどうぞ。」

『…どこ行くの、しょーこ！わたしもかえる』

硝「Aの部屋はここ、大好きな悟くんがいるだろ。」

『さっきずっと一緒って言った！帰る！』

……大好きな悟くんってなに？

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