未練、想い【五条悟】 (ページ15)

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・任務ページ15

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そして、任務内容が説明された。

心霊スポットで低級呪霊の大量発生。

まだ入学したばかりの1年生に単独任務はあまりない。

「そんな心配しなくても大丈夫でしょ。最強2人付いてるんだし。」

と、こちらを見てくる五条。

やめてほしい、気持ちの整理がついてないのに。

「そうだね。」

と一言返した。

5人行動、いつもの車では乗れなくてファミリーカーで出発。

運転は伊地知。

『伊地知、運転疲れない？大丈夫？しんどかったから代わるからね。』

「ありがとうございます、大丈夫です。」

今日も顔色の優れない伊地知。

「え、A免許取ったの？」

『あ、うん。ゴールド免許だよ。』

「へぇ。」

五条と会話はしてるものの微妙な空気感の中現場へ向かった。

「Aさん、どこの香水使ってんの？いい匂いする！」

『釘崎さんすごいね、わかる？』

「あったりまえよー！」

『ふふ、任務が終わったら教えてあげる。』

「女子ってみんないい匂いじゃねーの？」

「はぁ、馬鹿ね虎杖は。これだからモテないのよ！」

ギャアギャア騒がしい車内。思わず笑みが溢れる。

1年生と話しながら現場に到着した。

「では、帳を下ろします。…お気をつけて。」

『ありがとう、伊地知も気をつけてね。』

帳の中に入る。今回は強い呪力感じないし本当に低級の溜まり場だろう。

「じゃー、行ってらっしゃい。」

「応！」

1年生を見送ると五条と2人きりの事に気付いた。

……沈黙が続く。

「悠二はさ、」

沈黙を破ったのは五条だった。

「悠二はさ、いい子なんだよね。もし宿儺の指回収して殺すことになっても、僕はゴメンだ。
…そうならないように協力してもらえる？」

『え、うん、確かにいい子だね。』

やば、会話が続かない。
業務連絡っぽいのに心臓がドクドクする。

「宿儺が悠二の言う事聞くようにさ、Aが説得して？」

『あ、はい。』

会話続けることできず。
そして再び沈黙。

宿儺説得とかマジで言ってるの？呪いの王でしょ、死ねってことかな。やだやだ死にたくない、まだ五条に謝ってない。

『ね、五条、』

「？」

『あの時はごめんなさい、』

考えに考えた結果、今謝るしかないと思って口に出した。

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