四谷:第92話です！← 作:四◯快談面白いよ！ ページ48
〜 No side〜
ク「...もしかして、健太も
あのウワサを知ってるの？」
健「もちろん！ここの肝試しは
トクベツっていうウワサでしょ？」
「何がトクベツなの？」
健「ふっふっふっー、それはね」
ーバサッ
健太は持っていたトランプを
裏返しハートのマークを見せる
健「肝試しは二人一組のペアで
回る事になってるでしょ？そこで
ペアになった人に告白すると」
健「99％の確率で
両思いになれるんだって！」
「へー...すごいねー...
...徳川君？」
徳「まあ、それが本当なら
すごいと思うけど」
徳「肝試しで告白が成功しやすいのは
〈吊り橋効果〉なんじゃないか？」
ーバサッ
光一は引き抜いた
ハートのペアを捨てる
「あー...〈吊り橋効果〉って
カナダの社会心理学者がやった
実験から言われてる効果？」
徳「そう、吊り橋みたいな
危険な場所に行くと心拍数や
血圧が上がるだろ」
「それを相手の好意に間違えてしまう
心理現象なんだけど、実際にはその
効果は＿＿＿」
健「Aちゃん...」
二人が大量にカードを捨てていると
皆は少し苦笑いを浮かべていた
「あ、ごめんなさい！」
す「はーっ、光一って天才
少年の割に全然分かってないよね」
徳「はあ！？すみれにだけは
言われたくない、それに別に
俺だって...」
ーちらり
「？」
クリスと話していたAを
横目で見てすぐ顔をそらす光一
徳「...そういう気持ち自体を
否定してるわけじゃないし」
ーがばっ
健太は光一に覆い被さり
もう少し夢を見ようよ〜！と言う
健「僕は、すっごく
楽しみにしてるんだ！」
「え、もしかして健太君
誰かに告白するの？」
健「ううん
そうじゃないよ、でもほら！」
健「僕も、誰かに
告白されるかもしれないし！」←
「「「.................」」」←
す「それは流石になくない？」←
健「でででも、もしかしたら
僕の事を密かに好きな子が
いるかもしれないし〜！」
「はいはい...あ、これから
カラオケやるらしいよ」
トランプは中断され
マイクが前から渡ってきた
健「じゃあ四人で歌おうよ！」
徳「はあ！？俺は
今から寝るから＿＿＿」
す「それはもうちょっと
後でもいいじゃん！二人も
光一の歌聞いてみたいよね！？」
ク「えっ！？」
「私は...聞きたい...かな？」
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作者名：スカーレット | 作成日時：2019年3月27日 13時
