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篝:第87話っス! ページ43

〜 No side〜




徳「絶対に、い・や・だ!」




達「ひどいのう、そんなに
遠慮せんでいいぞ?」




達蔵は媚びる様に光一に擦り寄る
その奥に長いアイスを持った
すみれがゆっくりと近づく




す「おじ〜〜ちゃ〜ん...」




達「すっ、すみれちゃん!
冗談じゃよ冗談」




達蔵はぎこちない動きで遠ざかり
すみれと十分な距離を取ってから
光一を睨みつけた、しかしもう足は
半分走り出している




達「そのうちに
再戦してやるからのう」




達「今に見ておれ!」




達蔵は捨てゼリフを残して
走り去っていく、Aは
後ろから叫ぶ





「また、すみれに
投げられちゃいますよ〜〜!?」




ーくるっ





達蔵はそれを聞き何故か戻ってきて
和馬とAに耳打ちする





「「?」」




達「言い忘れておったがのう
昔の婚約はまだ破棄されて
おらんからのう?」




達「結婚して、曽孫ができて
もしもその子が黒洞家の当主か
忍びになるかの話になったら
教えるんじゃぞ!?」




「「けっこ...!!?」」





達蔵は真っ赤な顔になった二人を
見て、ニヤリと笑い行ってしまった





徳「何を話してたんだ...?」




光一は疑問に感じたが分からず
アイスを一口食べようとすると




す「光一!ちょっと待って!
せっかく初めての打ち上げなんだし
いい感じにまとめてよ」




徳「...いい感じにって」



す「だってフツーに
食べちゃったら締まりがないじゃん
光一はリーダーなんだしさ」




皆、すみれの言葉に同意したのか
誰も口をつけずに光一をじっと
見つめる




徳「じゃあ...事件解決を祝して
それと風早と...Aの、正式
加入を祝って!」





光一がアイスを持ち上げると
健太とすみれは高々と上げる
クリス、和馬、Aは控えめに



徳「アイスだけど乾杯!」





「「「かんぱーい!」」」




ーパクッ



光一の言葉を合図に皆食べ始める
すみれ達は食べ比べをし、健太は
猛烈にがっつく





和「...言っておくがオレは
これからもずっと助っ人だからな」




す「えーっ!あんなに
大勝負までしたのに!?」




健「どどどどどういう事なの!?
和馬くん!」




二人は和馬にぐっと迫り和馬は
わずかに身を引くと光一と静かに
目を合わせた





和「皆が困った時に助ける
<助っ人>だ、それでいいだろう
"光一"」




和馬の目はもうそれていたが
意図は理解できた、正式な
助っ人___正式な世界一クラブの
メンバーという事

薊:第88話よ→←健:第86話だよー...ね!?←



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作者名:スカーレット | 作成日時:2019年3月27日 13時

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