健:第86話だよー...ね！？← ページ42
〜 No side〜
す「色もキレイで可愛いし
うーん、でも早く決めないとね」
後ろにはまだまだ長蛇の列が
すみれは腕を組み悩んでいると
ぱっと笑顔になりすばやくケースを
指差す
す「とりあえず、レモンと
しゅわっとするアメが交ざってる
ミントとハートのチョコ入りの
イチゴと！あとあと...あっ、期間
限定のラムネ入りピーチ！」←
徳「どこが『とりあえず』だ！」
健「僕はメロンとチーズケーキと
キャラメルとパイナップルと！」
健太も負けじと自分の好きな
アイスを片っ端から言っていく
光一はお腹壊すぞ、と呆れながら
注文する
徳「あずきとバニラを
お願いします」
ク「ええっと、私は...
ラムレーズンとストロベリーを...」
和「チョコミント」
「私は...ビターチョコと
ストロベリー、チョコミントで」
女「少々お待ちください」
店員は手早くアイスを積み上げて
行く、光一は横に並んでいた和馬を
横目で見上げた
徳「そういえば風早、あれから
じいさんはどうなんだ？」
和「一応、オレ達の事は
認めてくれたみたいだ」
和「ただゴールデンウィーク中も
修行のたびに文句は言っていた」
徳「全くあのじいさんらしいな
でも、これでもう顔を見なくて
済むと思えば＿＿＿」
達「お姉さん、抹茶と
コーヒーを追加してくれんか」
達「あ、あとオレンジも
のせてくれんかのう」
突然右側から当の本人が現れ
光一は財布を落としそうになる
徳「げっ、じいさん！」
達「げっ、とは何じゃ
失礼じゃのう、奢ってやるって
約束したじゃろうが」
達「それとも忘れとったのか？
世界一の、天才少年のくせに
情けないのう」
達蔵は偉そうに胸を張る
徳「よかったなすみれ
じいさんが、まだまだ
頼んでいいってさ」←
す「ホント！？じゃあチョコ
チップとナッツと、パッション
フルーツ追加で！」←
「私も、抹茶と
キャラメル追加」←
達「二人はわしを
破産させる気か！？」←
達蔵は唸りながらも払ってくれて
皆アイスを持ち商店街の入り口
脇にある車のまばらな駐車場に
集まる
達「少し納得いかんがのう...」
達蔵は眉間にシワを寄せ、五人の
顔をひとしきり見つめてから急に
だらしなくにやっと笑った
達「のう光一、やっぱりわしも
世界一クラブに入れんか？今なら
特別に協力者になってやるぞ？」
篝:第87話っス！→←久:第85話ね 作:久々の登場ですね！光一ママ！←
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作者名：スカーレット | 作成日時：2019年3月27日 13時
