達:第59話じゃ！ ページ15
〜No side〜
達「おまけに
黒洞家のお嬢さんとまで
仲良くなりおって！」
す「和馬のおじいちゃん
Aの家の事知ってるの！？」
達「あぁ、勿論知っとるぞ...
Aちゃんにはこ〜んなに
小さい頃から、会った事が
あるんじゃぞ？」
達蔵は当時のサイズを手で
表す、どうやらAの祖父と
知り合いらしい
「へ〜〜...祖父と...」
達「それに和馬とも、昔
会った事があるんじゃ」
「「「え！！？」」」
徳「そうなのか、和馬！！？」
和「おい、じいさん
オレは知らないぞ！！」
達「そりゃそうじゃろ？
あの時二人ともまだまだ
小さかったんじゃし...」
す「そうなんだ〜...」
達「あの時の二人は
仲睦まじくてまるで
兄妹の様じゃったな」
和「じいさん！！！」
健「ねえねえ、その時の
和馬君とAちゃんって
どんな感じだった？」
達「そうじゃな〜〜...あれは
わしが和馬を連れて黒洞家に
行った時の話じゃ...」
二人は達蔵達にお互いを
紹介されて知り合った
それから二人は達蔵達が
居間等で話してる間に庭で
遊んだりしていた
だが二人は徐々に大人になり
黒洞家にはもう行けなくなり
二人はお互いを忘れてしまった
達「最後とかは
傑作じゃったぞ〜〜？」
達蔵はニヤニヤしながら
和馬をチラッと見る
「「「？」」」
達「くっくっくっ...
黒洞家に来る最後の日の
夜、Aちゃんが別れ際で
泣き出してしまってな？」
達「いくら言っても
泣き止まなくて...そしたら
和馬とその時、酔っていた
功徳は何と！！！」
「「何と！！？」」
『あー...じゃあ、和馬を
許嫁にすれば大人になった時に
また会えるんじゃないか？』←
「「「(何言ってんの
功徳さーん！！？)」」」←
徳「そ、それで
和馬は何て...？」
達「おぉ、確か和馬は...」
『絶対嫌だー！！！』
Aは泣きながら、和馬の
腕にしがみつき離さない
『困ったのう...どうするんじゃ
和馬？もういっその事、黒洞家の
子になってしまうか〜？』
和馬は少し黙りAを
ちらっと見ると
『...お前の兄妹にはなれない』
またショックを受けるA
和馬は腕から手を外させ自分の
手を握らせ、耳元でこっそり呟く
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作者名：スカーレット | 作成日時：2019年3月27日 13時
