部屋決め ページ10
〈エイトフットside〉
彼女の様子見が決定すると、次に出てきたのは部屋の問題だった。
もちろん、このホテルにはいくつか使っていない部屋が存在するし、ホテル自体もMr,Vが作り出した幻影みたいなものだから増やそうと思えばいくらでも増やすこともできるが、せめて目覚めるまではみんなが気にかけられる場所を彼女の部屋にしようって事になって…
ただいま、あーだこーだの真っ最中。
部屋に帰るタイミングを失った俺も、一応参戦している。
ファージャ『せやからな？
この子だって女の子なんやから、女子フロアに近い部屋にするべきやって‼』
マルフィ『でも、何かあった時に男が側にいた方が何かと良いでしょう？』
スカー『それは一理あるわね〜。
でもぉ、男が側にいるとむさ苦しくて可愛くないぃ〜。』
アップル『部屋決めに可愛さは必要ないだろう』
ダルメシア『それに、僕らだってみんながみんな、むさ苦しくい訳じゃないんだからな‼』
ホック『そうだな。
確かに、ダルメシアやマルフィはむさ苦しいには入らないだろうが、中にはアップルやエイトフット、ジャックみたいな奴もいる。』
ジャック『はぁ？何それ‼
ホックは俺がむさ苦しいとでも言いたいの⁇』
ヴェール『そうですわ！』
ハーデス『どちらにせよ、私には関係ない。』
…はぁ。
もう、話が逸れまくってる…。
部屋決めはどうした、部屋決めは‼
スキャター『完全にむさ苦しい話へと変わってますね…』
おいおい、おいおい。
あのスキャターまで呆れてるじゃねーか‼
Mr,Vよ、唸ってねぇーでなんとかしてくれ‼
そう思った時、Mr,Vが手を叩き、みんなの注目を集めた。
途端に、静かになる室内。
Mr,V『分かった‼では、こうしようじゃないか？
君らが使っているフロア、男女を分ける境目の壁に蝋燭が掛かっているだろう？実はその壁の中に使っていない部屋があるんだ。部屋自体は綺麗だし、丁度、君たちの真ん中の部屋になるから文句はあるまい』
…マジで？
ジャック『えっ…なんでそれを早く言わなかったの…？』
ジャックの言葉にコクコクと頷く俺ら。
さっきの争いはなんだったんだ…。
Mr,V『いや〜、すっかり忘れていたよ。
ごめんごめんww』
それに対して、しれっと笑っているMr。
ヴェール『無駄な時間を使ってしまいましたわ…』
ハーデス『本当』
誰もが溜息をついた。
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スペード(プロフ) - いつも素敵な、作品を読ませてもらってます。更新、大変だと思いますがこれからも頑張ってください！ (2016年10月11日 21時) (
レス) id: b4e230976c (このIDを非表示/違反報告)
ヴィオラ - Jさんへ。ご指摘ありがとうございました。普通に入力ミスです。直しておきますね！これからもよろしくお願いします！ (2016年9月26日 23時) (レス) id: 5e03c6ee4b (このIDを非表示/違反報告)
J - 勘違いだったらすいません、saidじゃなくて、sideじゃないんでしょうか…。 (2016年9月26日 22時) (レス) id: 3245dff5ee (このIDを非表示/違反報告)
D&アニオタ - 私、ジャックハート好きなんです！ 更新楽しみにしてます！ 頑張って下さい。 応援してます (2016年9月6日 20時) (レス) id: e287c36ac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィオラ | 作成日時：2016年8月12日 11時
