見解は？ ページ9
〈ハーデスside〉
ふーん…結構面白いじゃない？
ジャックの話を聞き終わった時、私はそう思った。
でもまずはこの子の情報が掴みたい。
ハーデス『Mr,V、この子。調べても良いかしら？』
Mr,V『あぁ、良いとも』
それを合図に女の子へと近寄る。
…？
その瞬間、彼女から謎の違和感を感じた。
ハーデス『…何かしら…』
…あぁ、これが3日前のリクルートメンバーが言っていた違和感なのね…。
彼女に近寄れば近寄るほどそれが分かる。
確かに…この子には何かあるわ。
そこまで考えて、ふと隣を見るとダルメシアが私の顔を見つめていた。
ダルメシア『ハーデス、どうするの？』
…はぁ…。
ハーデス『うるさいわね…黙って見てなさい？』
そうして今度は彼女の額の上に手のひらを掲げて、ゆっくりと目を瞑る。途端に溢れ出すのは、彼女の中の走馬灯の様なもの。
しかし、それは歪んでいて、まるで誰かによって改ざんされたものの様だった。
ここからでは彼女の過去が何１つ見えない。
その代わりに分かったことがただ１つ。
ハーデス『この子…死んでいるのに何故、生きているのかしら…』
ただそれだけ…。
ジャック『えっ、何？どういうこと？
この子、死んでるの？』
ジャックは何んだか納得がいかないみたいだけど、とにかく
ハーデス『そうみたいね』
それが現実。
ジャック『でもそれじゃあ、何でこの子は中間にいるんだよ‼死んだものは夢を見ないはずだろ？』
ハーデス『普通はね。
でも現にこの子は死にながらにして生きているし、夢も見てる。今だってちゃんと眠っているみたいだから、夢も見ているはずよ』
ジャック『だけど‼』
そこでMr,Vがジャックの言葉を遮った。
Mr,V『ジャックハート。』
ジャック『…。』
Mr,V『難しいところだが、彼女については少しこちらで様子を見てみるとしようじゃないか。そこから他のマスターヴィランズ達に知らせても遅くはあるまい。』
アップル『それが良いでしょうね。
私は賛成です。今のところ、彼女については何も分かっていないことですし。』
ダルメシア『僕もいいよ！何だか彼女に興味を持っちゃった‼』
ファージャ『うちもええで。何や、この子と話してみたくなってきたしなww』
そんなこんなで、とりあえず彼女は私たちで様子を見ることとなった。
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スペード(プロフ) - いつも素敵な、作品を読ませてもらってます。更新、大変だと思いますがこれからも頑張ってください！ (2016年10月11日 21時) (
レス) id: b4e230976c (このIDを非表示/違反報告)
ヴィオラ - Jさんへ。ご指摘ありがとうございました。普通に入力ミスです。直しておきますね！これからもよろしくお願いします！ (2016年9月26日 23時) (レス) id: 5e03c6ee4b (このIDを非表示/違反報告)
J - 勘違いだったらすいません、saidじゃなくて、sideじゃないんでしょうか…。 (2016年9月26日 22時) (レス) id: 3245dff5ee (このIDを非表示/違反報告)
D&アニオタ - 私、ジャックハート好きなんです！ 更新楽しみにしてます！ 頑張って下さい。 応援してます (2016年9月6日 20時) (レス) id: e287c36ac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィオラ | 作成日時：2016年8月12日 11時
